本来ならスティーブン・フルトンvs井上尚弥戦が行われる日に思う

 今日5月7日は本来なら横浜アリーナでWBC&WBO:Sバンタム級
タイトルマッチで、4階級制覇を目指す井上尚弥がスティーブン・
フルトンに挑戦する予定だったが井上の拳のケガで7月25日に延期
されたのはご存じの通り。

 とりあえず多くのメディアは‘モンスター’井上有利の声が多い一
方アメリカの現役選手の間ではフルトンが勝つと予想する声もある
ようだから理由を探してみると、4月8日にニューアークで行われた
WBCライト級挑戦者決定戦のシャクール・スティーブンソンvs吉野
修一郎戦をサンプルにしているのではないかと思った次第。

 スティーブンソンとフルトン共に身体能力の高い黒人選手で、デ
ィフェンスに優れているという共通点を持つ。

 スティーブンソンvs吉野戦はサウスポー対オーソドックスの戦い
という事で前足ポジションの取り合いを常に制していたスティーブ
ンソンが、スピードを生かして強打で相打ち覚悟の吉野を捌きカウ
ンターを決めるという展開でペースを握り完勝した。

 これをフルトンが井上に対して行えばフルトンの判定勝ちが見え
て来るのだろうが、果たしてフルトンにスピードのアドバンテージ
があるかどうか。

 井上のボクシングはジャブが鋭く強いため、ジャブの突き合いで
優位に立てるのか?というのが最初の見どころになるだろう。

 さらに強打ばかりが注目される井上だがディフェンスも巧く、こ
れまでの世界戦でまともなダメージを被ったのは19年11月のノニト
・ドネア1戦目ぐらいしか浮かばない。

 ディフェンスの巧さは絶妙のカウンターにつながるため下手にフ
ルトンが攻めるとカウンターを食うリスクが高いので、フルトンが
捌きにかかるのだろうが井上のプレッシャーを12Rにわたって捌き
きれるのか?というのが最大の見どころになるのではないかと思う。

 そんな事を考えていたらセミファイナルに、同門でロンドン五輪
バンタム級銅メダリスト&OPBFフェザー級王者・
清水聡のWBO王者
ロベンシ・ラミレス挑戦への挑戦が決まったので結果的に楽しみが
増える形になったわけである。

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