内村航平にも五輪4回目の壁か?

内村航平 全日本予選落ちで「東京五輪は夢物語っすね。今じゃあ無理」

 12ロンドン五輪&16リオ五輪の男子体操個人総合金メダリスト
の内村航平が、先日行われた体操の全日本選手権の予選で37位に
終わり予選落ちし10月にドイツで行われる世界選手権の出場権獲
得は絶望的になっただけでなく来年の東京五輪に暗雲垂れ込める
状況になった。

 もともとリオ五輪後に内村はケガに悩まされ17年の世界選手権
で連覇が止まると今回の日本選手権も両肩をはじめとしたケガに
悩まされており厳しい状況で臨んでいたのだが、ここまで酷いと
は思わなかったわけで本人が言うように確かに今のままでは東京
五輪は夢物語だろう。

 最近の五輪種目は実質プロ化された種目ばかりになっており、
体操も然りで選手寿命も以前よりは延びている。

 とはいえ絶対王者といわれた内村も30歳を越えているし11年
前の北京五輪の個人総合で銀メダルを取って冨田洋之からエース
の称号を受け継ぐと、以後は翌19世界選手権から6大会連続個人
総合の金メダルを取るなど絶対王者として君臨した。

 ただし21世紀になって技が高度化しており以前のように全種目
出場して高得点をマークするのは相当な負担がかかるわけだし、
ましてや09年以降は内村のワンマンチーム状態だったので個人総
合だけでなく団体戦もフル出場する形になっており負担のかかり
方は半端なかっただろう。

 思えば昭和のエースだった遠藤幸雄や加藤沢男に監物永三らは
ローマからメキシコや、メキシコからモントリオールまでの3大会
出場で4大会出場は小野喬ぐらいだろう。

 その小野も最後の東京では肩に麻酔を打っての演技を強いられ
個人でのメダルは取れなかったのをみると、体操選手が五輪で活
躍できるのは3大会=10年ほどが限度なのかもしれない。

 とはいえ故障が治れば実力者なので少なくとも団体戦には貢献
できるはずだから、今は焦らず治療に専念して欲しいと思うのだ。

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