早いもので今年初めて英彦山に登って1週間経つのだが初参加は
保護者を入れて7人で思えば、これまでかなりの人数を連れて行っ
た事になる。
私が最初に英彦山に登った頃は我が家に車がなかった事もあって
日田彦山線の彦山駅から登頂していたので今以上に厳しいものがあ
り、特に小5だった45年前には駅から奉幣殿まで歩いて南岳~中
岳~北岳と縦走した時にはあまりのキツさに連れて行ったオヤジに
‘もう2度と行かん’といっていたのを思い出す。
ところが福岡での修行時代の6年目にお客さんを連れて行ってか
ら東京から来た友人に、先輩や子供達に福岡の友人と子供達などを
度々連れて行く事が多々あったし近年では息子や娘の友達まで連れ
て行っているのだから50回近くは登ったと思うのだ。
英彦山には奉幣殿から中岳に真っ直ぐ登る基本コース以外に玉屋
神社~鬼杉~南岳~中岳に行って下山する冒険コースや、北岳から
中岳に回る豊前坊コースに南~中~北と全部回る縦走コースなどが
ある。
初心者は基本コースからスタートさせるのだが今から25年ほど
前に福岡時代の先輩や小学生だった先輩の子供達を連れて行ったと
ころ、やはりキツかったのだろう‘私は英彦山もうこりごり’と親
に言っていたらしいのだが半年もすると‘また英彦山連れて行って’
と私に言ってきたのを聞いてニヤリとしたものだった。
たしかに山登りというのはキツいものだが登ってしまうと‘よく
ぞここまで頑張った’と実感するし、次は更に高いレベルのルート
を行ってみたくなる。
だからか小学校低学年の子でも昨秋に長い距離を歩き岩場上りも
ある冒険コースに連れて行ったところ最初はキツがっていたのが、
降りるコースはベーシックコースと同じため‘どっちがいい?’と
聞くと‘冒険コースが楽しい’と言うのだから山には人を惹きつけ
るものがあるのだろうと実感したのだった。
恐らく今回連れて行った子供達も‘また行きたい、連れて行って’
と言われるのは ほぼ確実ではないかと思うのだ。