郷秀樹がウルトラの星に旅立って50年

　今から50年前の今日72年3月31日に帰ってきたウルトラマン最終
回・ウルトラ5つの誓いがOAされ、バット星人がウルトラ抹殺計画
の一環としてゼットンと共にウルトラマンを抹殺しようとしたのを
返り討ちにし郷秀樹はウルトラの星に帰って行った。

　ゼットンといえば初代ウルトラマンを倒した強敵で帰ってきたウ
ルトラマンとのリターンマッチになり、子供心に‘またやられるので
はないか’とドキドキしながら見たし最終的にウルトラハリケーンと
スペシウム光線の連続攻撃で倒した時は妙に嬉しかったのを覚えて
いる。

　やはりゼットンというのはウルトラマンにとって強敵だったし、
ましてや郷が大事にしている次郎とルミ子まで人質に取られていた
という状況だからなおさらだ。

　この戦いで頼もしく思ったのはMATでウルトラマンを援護するだ
けでなく伊吹隊長が人質救出のため等身大の星人とMATシュートや
ブローニング銃を使った後、ナイフを投げて突き刺し2人の救出に
成功している。

　もっとも星人は死なずに巨大化しゼットンと共に戦い始めたのだ
が、正しく最終決戦の名に相応しい戦いだったと思う。

　今回ゼットンがスペシウム光線で倒されたのは意外だが初代ウル
トラマンと戦ったゼットンは、対ウルトラマンの戦術を叩きこまれ
た形だからか今にして思うとウルトラハリケーンで吹き飛ばしたか
らこそスペシウム光線に対する防御ができなかったのではないか。

　バット星人の野望を阻止した後に郷秀樹が次郎とルミ子の前に現
れて別れを告げるのだが、この時に次郎にウルトラ5つの誓いを言
わせるわけで最終的に成長した次郎はウルトラ5つの誓いを友人の
セリザワ・カズヤに教えセリザワはウルトラマンメビウスの世界
で防衛チームGUYS隊長になるわけである。

　またバット星人も後にウルトラマンサーガでハイパーゼットンを
使ってウルトラ戦士が存在しない次元宇宙の地球を制圧するわけだ
から、このEPから派生した後の物語につながっていくわけである。