テキサス・レンジャーズ終戦

レイズがプレーオフ進出=レンジャーズ敗れる―米大リーグ(時事通信) - goo ニュース

 今日アーリントンで行われたアメリカンリーグのプレーオフ進出決定戦で昨日
ダルビッシュ有でプレーオフに生き残ったテキサスと、トロントとの最後の3試合を
1勝2敗で負け越したタンパの間で行われタンパが5-2で勝ちワイルドカード
進出を決めたのに対しテキサスは敗退が決まりダルビッシュのMLB2年目の
シーズンは昨年に続いてWシリーズ進出を果たす事なく終了した。


 試合前は1敗したら終わりという崖っぷちからホームで7連勝して生き残った
テキサスが、相性のいいホームでの試合で4勝3敗と直接対決でも勝ち越して
いるタンパ相手という事で勝てるのではないかという予想が多かった。


 ところが1回に10勝を挙げているペレスが3安打に四球が絡み犠牲フライで
先制されると3回には1番を歩かせ2アウト後に4番ロンゴリアの2ランで3-0と
リードを広げられた。


 テキサス打線は昨年のサイ・ヤング賞投手のプライスから2回に4番ベルトレイの
2ベースを放ってチャンスを作るものの、6番クルーズのいい当たりが1塁正面を突く
不運もあったが3塁にランナーを進められず3回に内野安打で出た8番を1番キンズ
ラーのタイムリーで3-1としたがランナーが1回に続きプライスの牽制で刺されて
流れを断ち切られる形になった。


 タンパは6回に2本の2ベースで1点を追加すると9回にも1アウト2塁から3盗を
試みたランナーを刺そうとして悪送球になり決定的な5点目が入る。


 テキサス打線は6回にリオスの2ベースで1点返したがプライスから あと1本が
出ずに完投を許し、昨年はワイルドカードで敗れたのに対して今年はワイルド
カードにすら届かない結果となった。


 1回に先制された場面では1アウト満塁から犠牲フライで‘1点で止めた’感覚
だったのに対し その裏1アウト1塁を牽制アウトで、2回にはノーアウト2塁で得点
できず直後の3回に2アウト後に2ランを浴びるなど典型的な勝ち運を逃す戦い
方だ。


 思えば一昨年のWシリーズG6で 後1人どころか あと1球からセントルイスに
追い付かれて逆転負けを喫したテキサスはダルビッシュが加入した昨シーズンも
途中まで独走状態だったのが最終戦の直接対決で敗れてオークランドから大逆転
され1試合のみのワイルドカードゲームに回ったもののボルティモアに完敗して
早過ぎる敗退と言われた。


 雪辱を喫して迎えた今シーズンも開幕から快調に飛ばしたが8月下旬から失速し、
またしてもオークランドから逆転され最後は大差を付けられる形でワイルドカード
争いとなり
今年はワイルドカードにも残れずに終わる結果に。

 こうしてみるとテキサスは毎年ここ1番での勝負弱さが目に付くし、2年続けて
オークランドがシーズン終盤に加速するのに対しテキサスは開幕時は絶好調
ながら8月以降ブレーキが かかって失速するというパターンが続いているのが
気になる。


 このままでは来年も同じ結果になりかねないので監督を交代させるなど何らかの
テコ入れをしないとまずいのではないだろうか。

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