男子バレー久々のメダル!グランドチャンピオンズカップではあるが・・・・

日本が3連勝=初のメダルに前進-WGCバレー男子(時事通信) - goo ニュース  

 今週から始まっているグランドチャンピオンズカップの男子で日本は今日
イランにフルセットの末に競り勝ち3連勝となって3位以内が確定した。

 日本男子が世界の主要大会でメダル獲得したのは77年のW杯以来という
事になる。
 当時のメンバーにはミュンヘン組の森田や猫田に島岡、そして田中幹保に
花輪、小田らがいた。

 本来これがW杯あたりで3位なら喜べるの
だが・・・・・

 個人的に72ミュンヘン五輪の金メダル獲得をリアルタイムで見ているので、90年代以降の男子の低迷は歯がゆかった。
 というのも国内では女子ばかりにスポットライトが当たっているのに対し
‘これぞホンモノのバレー’と思える男子バレーは日本が弱いので無視されて
きた。

 考えてみると現在の日本男子の世界ランキングは12位。
 サッカーが40位なのだから単純には比べられないが決して弱くはないし、
プロ化が進んだ現在のバレーで未だに企業アマ制度でやっていながらこの
ランキングは悪くはない。

  にも拘わらずマスコミはサッカーのW杯では日本以外の試合をOAするが、世界選手権のファイナルなどは‘日本が出ない’という理由でまともにOA
しないのが理解できない。

 ミュンヘンの頃から見ている私にとって現在のバレーは別競技になった
ような気分で見ているし、プロ化によって それだけレベルが跳ね上がって
いるのが分かる。

 92バルセロナ五輪が終わった直後にミュンヘンの金メダル監督の松平
康孝氏が‘日本もプロ化しないとメダルはおろか五輪に出場すら
できなくなる’
と危機感を持って警告していたものの、選手達までもが
反対して頓挫したとたんに五輪にすら出られなくなっていた。

  以前日本のエースだった加藤がイタリアでプロ契約した時の契約
金が200万だったらしく、しかも
‘日本はバレーやっているのか?’ という屈辱的な
言葉を浴びたらしい。 

 かつてアジアで男子バレーといえば中国と韓国の三つ巴だったが、今回
対戦したイランなども力をつけているし楽に勝てる相手は少なくなってきて
いる。
 昨年の北京に16年ぶりに出場したものの全敗に終わった日本だったが、
とりあえず強豪のポーランドに勝ったりしているので自信を付ける事はでき
ただろう。  

 今回の3位以内確定で どこまでレベルアップできているかは来年の世界
選手権で答が出るはずだ。  

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
一度弱くなると (柴田真紀)
2009-11-22 22:39:59
 全然上がれなくなる競技、の最も顕著な例でした。

 ワタシもミュンヘンを知っている世代なので、ギャルにキャーキャー言われているだけの、男子バレーには歯がゆい思いでした。

 田中幹保さんが好きだったなー。(中学の友人がおっかけしてマシタ(笑)
 
 
 
そうですね (こーじ)
2009-11-22 23:43:19
>柴田真紀様
 そうですよね、特に男子はあらゆる競技でプロ化が進んでますのでプロを否定している連中は追いつけるわけがありません。

 松平強化策の負の面がギャル人気ではありますけどね。
 
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