魅力的な敵キャラ・ベリアル融合獣

　ウルトラマンZをはじめとしたニュージェネレーションズは個人
的には情報は耳にしていたものの、まともに見る機会がなかったの
で登場する敵キャラは昭和&平成ウルトラ系までは分かる一方ジー
ドやタイガに登場した敵キャラには疎かった。

　だからこそZを見る事によりニュージェネレーションズの敵キャ
ラを知る事になるし、よく作られているなと思うのである。

　このシリーズにはベリアル融合獣と呼ばれるウルトラマンジード
以降に登場した、昭和怪獣を合体させた形の敵キャラが登場するわ
けで‘よく考えているな’と感心するものだ。

　ゴモラとレッドキングを合成したスカルゴモラは大怪獣バトルに
登場したゴモラの武器・振動波を使うし、ゴモラをベースにレッド
キングの要素を付け足したもの。

　エレキングとエースキラーを合成したサンダーキラーはエースキ
ラーの鎧をまとったエレキングという形で、相手の光線を跳ね返し
たり電撃系の攻撃を得意とする。

　そしてゼットンとキングジョーを合成したペダニウムゼットンは
キングジョーの装甲をまとったゼットンというコンセプトのようだ
が、個人的にウルトラマン&セブンの武器が通じずに人類の兵器で
倒されるなどの共通点を持っているわけで特にキングジョーはセブ
ン版ゼットンと考えているからタイムリーだ。

　またゼットンはジャグラーの手によってパンドンを合成したゼッ
パンドンというキャラにも使われており、両者はウルトラマンとセ
ブンの最終回に登場したわけだからコチラも整合性がある。

　こうしてみるとニュージェネレーションズに登場する合成獣は、
昭和キャラの特徴を上手く生かしたキャラが多いのに感心する。