実戦に勝る強化法はない

元巨人村田透、来季も米でプレー決断 「決めたからには思い切り暴れてくる」

 11年からクリーブランドの3Aに所属していた元ジャイアンツの
村田透が今シーズン初めて1試合ではあるがメジャーに昇格して
先発デビューを飾った。

 村田透といえば大体大から08年にドラフト1位でジャイアンツに
入団したものの3年で戦力外になり、11年からクリーブランドと
マイナー契約し3AでプレーしていたのでMLB5年目でのメジャー
昇格となったわけだ。

 その村田をタイガースが獲得しようとしたようだが結局MLBでの
プレーを望んだのだから、村田にはMLBスタイルが合っていると
いう事だろう。

 今日のスポナビコラムに村田が‘日本のファームは出場機会が
少な過ぎる’という旨の発言をしていたのを読んで‘やはり’と
思ったものだ。

 また独立リーグから台湾でプレーした小林亮寛が‘最も投げた
シーズンで55イニング2/3で1か月で5イニングぐらいしか投げて
ない’と語っていたように、基本的に日本では試合というのは
練習で培ったものを発揮する場という考えが根強いのでマイナー
リーグのように実戦ばかりだと‘いつ練習をするのか’という
声が必ず出てくるぐらい。

 しかし‘実戦に勝る練習はない’という言葉があるようにプロ
ならば試合で多くプレーしてナンボだし、考えてみれば欧米など
で‘ブルペンエース’などという言葉は聞かないのはそのため
ではないか。

 ファームの試合数が1軍よりも少ないため伸びる者も伸びないし、
ジャイアンツの某投手達のように賭博に走る者まで出てくると思う
のだ。

 経営者やコーチ達は一刻も早く練習の成果を試合で見せるという
スタイルから実戦で鍛えるというスタイルに切り替えないと、貴重
な人材を浪費する事になるのではないだろうか。

 

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