ヒーロー成長物語の魅力

 9月16日に終わった海のトリトンはトリトンの成長物語だった。

 いろんな試練を経て徐々に成長していくのだが、当初は泣き虫だったトリ
トンが いつの間にか泣かなくなり前半で ‘今のままでは勝てない’と言わ
れていたミノータスに単独で勝つまでになっていたのだ。

 残念ながら半年で終わったため前半は6話から11話までイルカ島で全体の
流れとは あまり関連がない独立的なEPが続いているのに対し、後半トリトン
達が大西洋を目指していく頃になると強敵と戦うわりに あっさりと終わって
しまう事が多い。

 これは本来9ヶ月から1年OAされていたら前半のイルカ島でのEPも間延び
せず味わい深いEPになっていたのではないかと思う。 

 特に北極海で倒せずに逃亡したミノータスと再戦する26話での戦いに
もう少しアクセントをつけて欲しかったと個人的に思う。
 なにせピピの育ての親・プロテウスを殺した張本人なのだから、ピピと絡
ませた方が面白いと考えたのだ。

 個人的にテイストが似ていると思ったのがウルトラマンネクサス。
 当初は変身しない主役の孤門一輝が恋人を殺されるなど あらゆる困難を
乗り越えて心の闇を払い除け、戦いの中で成長を遂げていくという展開
だった。

 そんなワケで前半は恐ろしく重苦しい内容のEPが多く、これが主な不人気
の原因だったようだが それがあるからこそ終盤の胸をすくような怒涛の
展開に突入すると共に感情移入できたと思っている。
 だから最終回を見て何ともいえない達成感に浸れるのだと思う。 

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