ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
豪華キャストが目立つ妖星ゴラス
1月3日の夜に見た妖星ゴラスは巨大な怪星ゴラスとの地球衝突
を避けるために地球の公転軌道を試みるという内容で、東宝創立
30周年記念作品という事もありスケールも大きいだけでなく特撮
界オールスターキャストが揃っているのが目に付く。
この作品には観測宇宙船としてJX-1隼号と鳳号が登場し最初に
ゴラスと遭遇して観測を始めた隼は引力圏に捉えられ衝突してし
まうのだが、その隼号の園田雷蔵艇長を田崎潤が演じており娘の
智子を白川由美が艇長の父親・謙介博士を志村隆が演じており豪
華な一家だと思う。
地球の公転移動を提唱し智子の恋人である田沢博士を池部良が、
智子の友人・野村滝子を水野久美が演じるダブルヒロインになっ
ている。
滝子に惚れている鳳号の宇宙飛行士・金井達麿を久保明が演じ
クルー仲間にウルトラマンのイデ隊員の二瓶正也やウルトラQの
戸川一平の西条康彦らがいるのも面白いし、鳳号は艇長が平田昭
彦で副長が佐原健二という豪華版だ。
そして田沢博士の先輩である河野博士を上原謙が法務大臣を小
沢栄太郎、宇宙省長官を西村晃が総理大臣を佐々木孝丸が演じて
いるのだから重厚だと思う。
忘れてはいけないのが鳳号のクルーが出発前にバカ騒ぎをする
キャバレーでクルーに向かって‘君たちだけが助かってオレらはゴ
ラスと衝突しお陀仏になる’というセリフだけながら、素晴らしい
存在感を発揮しているキャバレーの酔っ払いが天本英世というの
も嬉しい。
また科学特捜隊の戦闘機ジェットビートルの原型となった国連
VTOL機が登場し、南極ジェットパイプ基地施設の一部を破壊する
怪獣マグマをレーザー攻撃で倒すのだが二瓶正也演じる伊東が搭
乗しなかったのは少しばかり残念だ。
ちなみにラドンや地球防衛軍に美女と液体人間などのヒロイン
だった白川由美はゴラスが特撮作品最後だったようだし、水野久
美はゴラス以降マタンゴをはじめ南海の大決闘までヒロインを務
める事になるのだからヒロイン交代作でもある。
このようにスケールが大きいだけでなくベテランから若手俳優
まで豪華キャストが揃ったゴラスは、正しく映画全盛期に東宝創
立30周年を飾る作品だと実感するのだ。
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