【安息呪】
「赫赫陽陽(かくかくようよう) 日出東方(ひのでとうほう)
星月陰晦(せいげついんかい) 宇宙祥光(うちゅうしょうこう)
精神潜発(せいしんせんはつ) 哲理顕彰(てつりけんしょう)
霊性安息(れいせいあんそく) 嗜欲逃亡 (しよくとうぼう)
黙持此呪(もくじしじゅ) 精進神方(しょうじんしんほう)
下入渺冥(かにゅうびょうめい) 上極帝郷(じょうきょくていごう)
如跨鸞風(にょこらんふう) 以傲以翔(じごうじしょう)
請子不信(せいしふしん) 試身先嘗(ししんせんしょう)。」
【眞王歌音】
これらを百遍誦するならば南宮に名が度され、
千遍誦するならば眞王の迎えが来る、
万遍誦するならば太空を飛翔し、仙公の位に登り、
地祇を勅制する事となり、七祖の超生が得られるが、
軽々しく漏らすならば諸天の祟る所となり、
地獄に堕し、七祖にまでわざわいが及ぶとされる。
(第一 十方聖境飛空之音)
「玄光赤運(げんこうせきうん) 大梵無名(たいぼんむめい)
飛境飄飄(ひきょうひょうひょう) 化闕九門(かけつきゅうもん)
玉城盤回(ぎょくじょうばんかい) 碧落敷明(へきらくふめい)
旋台万劫(せんだいばんごう) 音華燿文(おんかようぶん)
中有大聖(ちゅうゆうたいせい) 龍衣虎裳(りゅういこしょう)
首建紫宸(しゅけんししん) 腰帯金とう(ようたいきんとう)
持握四境(じあくしきょう) 化土中方(かどちゅうほう)
爾能長斎(じのうちょうさい) 錬度文昌(れんどぶんしょう)
蕩穢紫戸(とうわいしこ) 納眞絳房(のうしんこうぼう)
二神擲火(にしんてきか) 元一揚光(げんいつようこう)
見我眞形(けんがしんけい) 出役低昂(しゅつえきていこう)
粲粲存工(さんさんぞんこう) 灼灼在傍(しゃくしゃくざいぼう)
乗神以遊(じょうしんじゆう) 緑室朱窓(りょくしつしゅそう)
我道杳密(がどうようみつ) 心合霊郷(しんごうれいごう)。」
(第二 十方聖境之章)
「一気所変)いっきしょへん) 万境澄清(ばんきょうちょうせい)
玄嶽鬱嵯(げんがくうつさ) 仙都玉京(せんとぎょくきょ)
長林茂秀(ちょうりんもしゅう) 大有玉庭(だいゆうぎょくてい)
朱衣龍章(しゅえりゅうりょう) 開化生根(かいかせいこん)
聖縁天運(せんえんてんうん) 正道開揚(せいどうかいよう)
気貫飛煙(きかんひえん) 結花無常(けっかむじょう)
穹樓千尺(きゅうせいせんじゃく) 巨闕明堂(きょけつめいどう)
龍游虎馳(りゅうゆうこち) 朱旆雲綱(しゅばいうんこう)
隠如太空(いんにょたいくう) 顕如宿張(けんにょしゅくちょう)
発現応所行(はつげんおうしょこう) 即明善悪方(そくめいぜんあくほう)
玉眞跨班龍(ぎょくしんこはんりゅう) 神風得高翔(しんふうとくこうしょう)。」
(第三 十方聖境歌)
「龍漢大劫(りゅうかんたいごう) 万品玄虚(ばんひんげんきょ)
元始開天(げんしかいてん) 先造空無(せんぞうくうむ)
大洞上元(たいどうじょうげん) 清微禹余(せいびうよ)
霊文九訓(れいぶんきゅうくん) 玄眞七舒(げんしんしちじょ)
蕩蕩八垣(とうとうはちえん) 高昇四隅(こうしょうしぐう)
赤明啓運(せきめいけいうん) 列聖御図(れつせいぎょず)
五山嵯峨(ござんさが) 敷落赤書(ふらくせきしょ)
蕩蕩天闕(とうとうてんけつ) 巍巍帝居(ぎぎていきょ)
霊光下済(れいこうかさい) 息役三塗(そくえきさんと)
頒赦河源(しょうしゃかげん) 眞風広敷(しんふうこうふ)
式歌此音(しきかしおん) 与聖同符(よせいどうふ)。」
【高虚清明 天生神章】
「第八帝(だいはちてい)
眞華府命元眞霊化凝之気(しんかふめいげんしんれいかぎょうしき)
清明重霄上(せいめいちょうしょうじょう) 合期慶雲際 (ごうきけいうんさい)
玉章散冲心(ぎょくしょうさんちゅうしん) 孤景要霊会(こけいようれいかい)
煥落景霞布(かんらくけいかふ) 神衿靡不邁(しんきんびふまい)
玉條流逸響(ぎょくじょうりゅういつきょう) 従容虚妙話(じゅうようきょみょうわ)
霊音振空洞(れいおんしんくうどう) 九玄難幽裔(きゅうげんりゆうえい)
感爽無凝滞(かんそうむぎょうたい) 去留如解帯(きょりゅうにょかいたい)
明識生神章(めいしきせいしんしょう) 高遊無終敗(こうゆうむしゅうはい)
玄景曜雲衢(げんけいよううんく) 跡超神方外(せきちょうしんほうがい)
応感無方円(おうかんむほうえん) 聊以運四大(りょうじうんしだい)
研心稽首誦(けんしんけいしゅしょう) 衆聖共称快(しゅうせいきょうしょうかい)。」
【無想無結無愛 天生神章】
「第九帝(だいきゅうてい)
眞神府命元自然玄照之気(しんしんふめいげんしぜんげんしょうしき)
無結固無情(むけつこむじょう) 玄玄虚中澄(げんげんきょちゅうちょう)
輪化無方序(りんかむほうじょ) 数来亦は乗(すうらいえきはじょう)
誰云無色平(すいうんむしきへい) 峨峨多丘陵(ががたきゅうりょう)
冥心縦一往(めいしんじゅういつおう) 高期清神徴(こうきせいしんちょう)
良遇非年歳(りょうぐうひねんさい) 劫数安可称(ごうすうあんかしょう)
浮爽縁故條(ふそうえんこじょう) 返胎自有恒(へんたいじゆうこう)
霊感洞太虚(れいかんどうたいきょ) 飛歩霄上氷 (ひほしょうじょうひょう)
津趣鼓万流(しんしゅこばんりゅう) 潜凝眞神登 (せんぎょうしんしんとう)
無愛固無憂(むあいこむゆう) 高観稽首昇(こうかんけいしゅしょう)。」