チベット仏教では
仏塔について 聞いたり(読んだり) 他者に解いたりする行為が
三世仏の行になるとされ
また仏塔について語ったり 聞いたり(読んだり)するだけでも
利益が得られると伝えられています。
以下「根本説一切有部毘奈耶薬事」の
仏塔を造りながら 悪い言葉を言い続けていた男が
その口業にゆえに
地獄に堕ちる悪報を被る事になったという話しについて書かれている部分です。
「爾時(にじ)
諸耆宿び蒭(しょぎしゅくびしゅ)
告具寿賢塩曰(ごぐじゅげんえんわつ)
具寿賢子(ぐじゅけんし)
已説業報(いせつごうほう)
次至具寿説(じしぐじゅせつ)
于時賢塩即説頌曰(うじげんえんそくせつしょうわつ)
拘留孫仏時(くるそんぶつじ)
有造彼仏塔(うぞうひぶっとう)
時我為擁力(じがいようりき)
常与他雇作(じょうとたこさ)
作此塔之時(さしとうしじ)
我頻出悪語(がひんしゅつあくご)
何用斯大塔(かようしだいとう)
豈有得成期(かいうとくじょうご)
塔宜微小作(とうぎみしょうさ)
不応広費損(ふおうこうひそん)
省功無憂悩(しょうくむうのう)
而得速成就(にとくそくじょうじゅ)
由斯口業故(ゆうしこうごうこ)
説此粗悪言(せつしそあくごん)
臨終既命過(りんじゅうきみょうか)
堕于地獄中(だいじごくちゅう)
地獄業報尽(じごくごうほうじん)
于其所生処(うごしょしょうしょ)
顔色極丑陋(がんしきごくちゅうろう)
人衆皆棄賎(にんしゅかいきせん)
迦摂波仏時(かしょうぱぶつじ)
為雄クラ鳥(いゆうくらちょう)
エパラダシ
半道大林中(はんどうたいりんちゅう)
其世大明灯(ごせいだいみょうとう)
び蒭衆囲繞(びしゅしゅいにょう)
我出和雅音(がしゅつわがおん)
于上右飛繞(うじょううひじょう)
我凡見仏衆(がぼんけんぶつしゅ)
而行乞食時(にぎょうこつじきじ)
出時及入時(しゅつじぎゅにゅうじ)
常与右飛繞(じょうようひじょう)
由斯善根故(ゆうしぜんこんこ)
得生于人趣(とくしょううにんしゅ)
虔奉調御士(けぶちょうぎょじ)
無上等正覚(むじょうとうしょうがく)
釈迦師子法(しゃかししほう)
而得為出家(にとくいしゅっけ)
証悟阿羅漢(しょうごあらかん)
至寂清涼処(しじゃくしょうりょうしょ)
于諸妙教中(うしょみょうきょうちゅう)
仏記我為最(ぶっきがいさい)
多聞持法則(たもんじほうそく)
善音常演暢(ぜんおんじょうえんちょう)
四衆来我所(ししゅらいがしょ)
聴聞我説法(ちょうもんがせっぽう)
天及諸有情(てんぎゅしょうじょう)
無不皆欽仰(むふかいきんごう)
先作善業少(せんさぜんごうしょう)
為悪業報甚(いあくごうほうじん)
今獲其果報(こんかくごかほう)
当知業不亡(とうちごうふもう)
此賢塩び蒭(しげんえんびしゅ)
対大僧伽衆(たいだいそうがしゅ)
于無熱悩池(うむねつのうち)
説斯先業報(せつしせんごうほう)。」