矢野顕子2010ここが音楽堂!弾き語りツアー、最終日、神奈川県立音楽堂に行ってきた。
音楽堂は昭和29年開館とのこと。
その割にはとてもきれいで新しくみえる。(改装したのかもしれないけど) でも、新築ホールには醸し出せない空気がある。
この空気は実はとても貴重なものなのだとあらためて思う。みなとみらいの建物群を見た後だからかも。
私の席は、幸運にも(段差のため)、矢野さんと目線がばっちり合う、個人的にはほぼベストの位置。神様(か何かは分からないが)ありがとうありがとう。
グランドピアノのほかに、舞台上には、立花ハジメ氏によるオブジェも。
思い出のために箇条書きすると
・(正面右)天井からぶらさがる椅子
(座面はレコードジャケット。正面から見ると何だか分からないんだけど、椅子の形の影が背景に映るのがよかった)
・(中央)天井からぶらさがるブリキ(?)の物体(リモコン付)
・(正面左)天井からぶらさがるベニヤ(?)板。
(ペンキ付。『LOVE IS HERE』ツアーで使った箱を再利用したとのこと)
・(ピアノ椅子の後方。台の上)ガラスの帽子(?)をかぶったブナの木
(これはハジメ氏の知人作とのこと。移動のために高額の保険がかけられているそう)
・(右隅。床の上)Aの字のネオンサイン(これはごく普通)
登場した矢野さんお姿は、ロングのウェーヴィーヘア、風呂敷のような(?色柄がよく分からない)ドレスに、黒のレギンス。足元はきらきらしたサンダル。
(アンコールでは、紫のドレスに。頭には、ティアラのようなきらっきらのカチューシャが)
拍手の響きがとても心地いいのにまずびっくり。嬉しくてずっと拍手していたくなる。
演奏ももちろんとてもよかった。
途中、「あー気持ちいいっ」と、純粋にピアノの音を楽しむための即興(?)演奏も。
MCもおもしろく充実。
(全部書くと長くなるので割愛。
が、ちょっとした話題にすぎないけど、楽屋から見えるおもしろい(ヘンな)ビルの話と、横浜出身の知人が音楽堂周辺はいちばん横浜らしいところと言っていた、彼はおそらく今の横浜を知らないんでしょうけど・・・という話には、旅行者の私にはいろいろ思うところが・・・)
特に印象に残ったのは、
・忌野清志郎さんの新曲(RC時代につくられていたそうだが)『恩赦』のカヴァーから、『きよしちゃん』の流れのときは、キヨシローさんが来ていそうな気がして、天井から吊り下げられているオブジェ付近をみつめてしまった。
・『さあ冒険だ』の「犬に道を聞いて~」の後、「猫に道を聞いて~」と言い換えて「なおさら分かんなくなっちゃうかもしれないけど~」「こんな狭いところ通れないよ~」とうたっていたのが、おもしろかった。不思議の国のアリスみたい(?)
・『ひとつだけ』でも、またキヨシローさんのことを思い出した。
・力のこもった新しい曲のあとの『ひとつだけ』とアンコールの『中央線』には、スタンダードな良さというものをはじめて感じた。昔ながらのシンプルな(ってのも変だけど、新しいアレンジではない)奏法にしみじみ。やっぱりいいなぁ。
・と、しみじみしていたら、ん、ラストの曲は何? 出だしでは分からなかったが、『いい日旅立ち』だった。なんというアヴァンギャルドさ。観客おいてけぼりの(おいてかれるのがいいんですけど)、つっぱしりぶりに、なんだかすごーく嬉しくなってしまった。そうそうそうこなくっちゃあって感じ。
毎回思うことなんだけれど、やっぱり来てよかった。
今回は、特に、ひと粒で三度くらいおいしかったような感じ。
今年もコンサートの日程が詰まっていそうで、はためから見ても、近年の矢野さんは忙しそうだ。
貧乏な観客としては辛いところだけれど、やっぱりなるだけ機会を捉えて、ライヴに足を運ぶようにしようと思ったことであった。
音楽堂は昭和29年開館とのこと。
その割にはとてもきれいで新しくみえる。(改装したのかもしれないけど) でも、新築ホールには醸し出せない空気がある。
この空気は実はとても貴重なものなのだとあらためて思う。みなとみらいの建物群を見た後だからかも。
私の席は、幸運にも(段差のため)、矢野さんと目線がばっちり合う、個人的にはほぼベストの位置。神様(か何かは分からないが)ありがとうありがとう。
グランドピアノのほかに、舞台上には、立花ハジメ氏によるオブジェも。
思い出のために箇条書きすると
・(正面右)天井からぶらさがる椅子
(座面はレコードジャケット。正面から見ると何だか分からないんだけど、椅子の形の影が背景に映るのがよかった)
・(中央)天井からぶらさがるブリキ(?)の物体(リモコン付)
・(正面左)天井からぶらさがるベニヤ(?)板。
(ペンキ付。『LOVE IS HERE』ツアーで使った箱を再利用したとのこと)
・(ピアノ椅子の後方。台の上)ガラスの帽子(?)をかぶったブナの木
(これはハジメ氏の知人作とのこと。移動のために高額の保険がかけられているそう)
・(右隅。床の上)Aの字のネオンサイン(これはごく普通)
登場した矢野さんお姿は、ロングのウェーヴィーヘア、風呂敷のような(?色柄がよく分からない)ドレスに、黒のレギンス。足元はきらきらしたサンダル。
(アンコールでは、紫のドレスに。頭には、ティアラのようなきらっきらのカチューシャが)
拍手の響きがとても心地いいのにまずびっくり。嬉しくてずっと拍手していたくなる。
演奏ももちろんとてもよかった。
途中、「あー気持ちいいっ」と、純粋にピアノの音を楽しむための即興(?)演奏も。
MCもおもしろく充実。
(全部書くと長くなるので割愛。
が、ちょっとした話題にすぎないけど、楽屋から見えるおもしろい(ヘンな)ビルの話と、横浜出身の知人が音楽堂周辺はいちばん横浜らしいところと言っていた、彼はおそらく今の横浜を知らないんでしょうけど・・・という話には、旅行者の私にはいろいろ思うところが・・・)
特に印象に残ったのは、
・忌野清志郎さんの新曲(RC時代につくられていたそうだが)『恩赦』のカヴァーから、『きよしちゃん』の流れのときは、キヨシローさんが来ていそうな気がして、天井から吊り下げられているオブジェ付近をみつめてしまった。
・『さあ冒険だ』の「犬に道を聞いて~」の後、「猫に道を聞いて~」と言い換えて「なおさら分かんなくなっちゃうかもしれないけど~」「こんな狭いところ通れないよ~」とうたっていたのが、おもしろかった。不思議の国のアリスみたい(?)
・『ひとつだけ』でも、またキヨシローさんのことを思い出した。
・力のこもった新しい曲のあとの『ひとつだけ』とアンコールの『中央線』には、スタンダードな良さというものをはじめて感じた。昔ながらのシンプルな(ってのも変だけど、新しいアレンジではない)奏法にしみじみ。やっぱりいいなぁ。
・と、しみじみしていたら、ん、ラストの曲は何? 出だしでは分からなかったが、『いい日旅立ち』だった。なんというアヴァンギャルドさ。観客おいてけぼりの(おいてかれるのがいいんですけど)、つっぱしりぶりに、なんだかすごーく嬉しくなってしまった。そうそうそうこなくっちゃあって感じ。
毎回思うことなんだけれど、やっぱり来てよかった。
今回は、特に、ひと粒で三度くらいおいしかったような感じ。
今年もコンサートの日程が詰まっていそうで、はためから見ても、近年の矢野さんは忙しそうだ。
貧乏な観客としては辛いところだけれど、やっぱりなるだけ機会を捉えて、ライヴに足を運ぶようにしようと思ったことであった。