宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

絶賛リピート中

2015年06月24日 | 音楽
ひきつづき、ゲスの極み乙女。を聴いている。

前回書いて以降『私以外私じゃないの』『ロマンスがありあまる』と立て続けにシングルが出て、どちらも大メジャーになった今この時期だからこそ作られる必然性がある楽曲と感じられて、その切実さに胸が締め付けられるんだけど、そういう個人的な内面を吐露した内容にもかかわらず、大手広告媒体とタイアップしても違和感なく、キャッチーなメロディーラインでしっかり大ヒットする要素を備えているってところに、ほとほと感心する。

前回並べて SEKAI NO OWARI の名前も出したけど、両者の音楽性というか表現の方向性ってまったく別物だったのね。

私が長年大好きな矢野顕子さんも、歌声や雰囲気でいろんなミュージシャンと並べて書かれたり混同されたりしているが、そういうのを見聞きするたびに、結構びっくりしていたものだった。
それと同じことをきっと若い熱心な音楽ファンは感じていたね。
(そういう人がここを見ることもないとは思うが)

バンドって、ヴォーカルの人が全作詞作曲もしていると、その人のワンマンバンドになりがちだと思うけど(熱心なファンには違うと思うが、一般層にはヴォーカルの人の印象しかないっていうバンドは数限りない)、ゲス乙女はそこが違うところも好き。
ドラムもピアノもベースもしっかり均等に曲に絡んでるっていうか、それぞれの個性が生きるアレンジになってるのよねー。
上記新曲には女性のコーラスワークも入ってたりして、うわぁさらにこのバンド編成を生かすことを取り入れていると感心。初期の、コーラスじゃないセリフの掛け合いも好きだったが。
ヴォーカルの人以外の3人の声もそれぞれなんかいいんだよねー。
加えて、4人が並んだビジュアルもなんかほほえましくてかわいいんだよねー。
PVも繰り返し見ちゃったりして。

そして「若さっていいなー」というフレーズが聴くたびに出てくる(^^;
自分が若いときは、この台詞を聞くと「こっちは辛くて必死なのになに言ってんのよ」と憤っていたものだが。
そして「私もがんばろう」と思う。
世の中の応援ソングを聴いても全然がんばろうとは思えないんだが。
いろんな葛藤を作品に昇華して音楽性を高めていってるという軌跡に刺激を受けるのかな。