たまたま観ていたNHK「うたコン」、観月ありささんのデビュー曲「伝説の少女」って尾崎亜美さんの曲だったのね。懐かしい。あの小顔で手足の長いスタイルは当時衝撃だった。曲はもちろん、今回字幕で見て、いい歌詞だなぁと思った。「何故か荒野にひとり立ってる気がした」とか。
尾崎亜美さんの弾き語りプラス小原礼さんのベースでの「マイ・ピュア・レディ」もステキだった。
ふとした瞬間のときめきとか心の動きとかをこんなふうに一つの曲の中に込めて、いつでも取り出してよみがえらせることができるって、すごいことだなぁー。
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観月ありささんは1991年歌手デビューで今年30周年とのこと。
まったく関係ないのだけれど、私も当時遅ればせながら「パンドラの封印が静かにとけていく」(「伝説の少女」)お年頃だったためか、あれから30年ということを、この頃よく考える。
そして、飛躍するようだけど、ロシアやウクライナでは、日本とは違う30年があったのだなーといまさらながら思ったことを一緒に書いておこう。
ひと月ほど前のことになるが、ウクライナのロシア語作家アンドレイ・クルコフの『大統領の最後の恋』(前田和泉訳 新潮社)を読んだ。
時勢に便乗しているようでうしろめたくもあったのだが、以前読んだ同作家の『ペンギンの憂鬱』を再読しようかなと図書館に行ったら無く、分厚すぎて読まずにいた上掲書を代わりに借りてきたのだった。
この小説は1987年、2004年、2015年と3つの時代の話が短章で入り混じっている。日本での本の発行は2006年なので、2004年は執筆当時の現在なのだと思う。1987年は過去で舞台はまだソ連。2015年は近未来。
小難しくなくおもしろく、実在の政権は関係なく、アイデアとしては日本におけるコメディー仕立ての「総理もの」みたいな感じだと思う。
でもそこにウクライナの現実が反映されているわけだけど、まさか2015年クリミアがロシアに併合されているとは、執筆当時は想像もつかないことだったのではと震撼する。
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久しぶりにブログを書いたらいろいろごちゃごちゃになってしまい、中途半端だがとりあえず・・・