宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

都会の魅力

2022年08月10日 | テレビ・ラジオ・映画など

観たテレビ番組の備忘録。

NHKが続くが回し者ではない。

『街角ピアノ 渋谷 vol.3』

たまたま気づいてなんとなく録画してみた15分番組。

渋谷駅構内の井の頭線改札口近くの広場にアップライトピアノが設置されており、誰でも好きに弾けるとのこと。

番組で6人の演奏が紹介されたのだけど、すごいんですよ。

「真夜中のドア~Stay With Me」(松原みき)

(56歳 海外赴任先の街角でこういうピアノがあると弾いて、現地の人とコミュニケーションが楽しかった。)

「シュガーソングとビターステップ」(UNISON SQUARE GARDEN)

(鉄道好きの長野在住高校3年生。電車のモーター音が好き。)

「トムとジェリー」(上原ひろみ)

(理学部大学4年生 理数系とジャズは共通点がある)

「君は天然色」(大瀧詠一)

(26歳 80年代ポップス好き同じ年の彼が教えてくれた。1年前の結婚式で披露)

「時の流れに身をまかせ」(テレサ・テン)

(66歳 60歳を過ぎて電子ピアノを購入。昭和の歌謡曲を弾く)

「ウクライナ国歌」

(プロのピアニスト。ロシア留学経験あり)

たまたまなのか、ある程度の仕込みがあったのかは知らないけど、私の中では、「さすが渋谷」と感心するラインナップ。

1曲目から4曲目までの人はものすごく上手で、こんな人たちが普通に一般人でピアノは趣味と言っていることに驚く。都会ってすごい。

5曲目の人も十分に上手ですてきだなと思う。

6曲目の人は、聴く前は、こんなに上手な人ばかりの後にプロの演奏と言っても違いがあるのかしらと思ってしまったんだけど、違った。

感情の込め方が違うのかな。迫ってくるものがあった。

この番組は『ドキュメント72時間』の「渋谷 眠らないレンタルスタジオで」と一緒に録画したのだけど、なんていうのかなー、私は特に憧れていたわけでもないのだけど、渋谷がステキに見えた時代への郷愁があるのだろうか、「さすが渋谷だな」という視線が持てたことが印象に残ったのだろうか。虚構ではないリアルな人々の生活が垣間見えて、それがピアノとかダンスとかステキ方向で。裕福でないとピアノは弾けないと言われそうだけど、逆にお金があってもピアノが弾けるようになるわけじゃない。そういうお金だけじゃない都会の魅力が映っていると嬉しいのかな。


ドラマ備忘録

2022年08月10日 | テレビ・ラジオ・映画など

7月にさかのぼるものもあって記憶がもはやあいまいだが、観たテレビ番組の備忘録。

『空白を満たしなさい』(NHK)

なんの予備知識もなく、番組予告で見た阿部サダヲの不気味さにひかれて観てみた。

ドラマ中の台詞に文学っぽさを感じていたら、原作は平野啓一郎の同名小説とのこと。

興味を持って原作も読んでみた。

小説を読んだ後に第5話以降を観た。

原作の世界は損なわず、でも原作よりもより突っ込んだ所もあるドラマの脚色の仕方に感心した。

いちばんは阿部サダヲ演じる佐伯を死なせなかったところで、ドラマの展開上は納得なのだけど、序盤の佐伯がすさまじすぎて、あ、やっぱり普通の人だったのねというあっけなさも...難しいな。

それにしても、「復生者」という設定と、それに説得力をもたせる描写がすごい。

小説の発行は2012年だけど、それを今発掘してドラマ化する眼力もすごい。復生者差別とかコロナ禍を経てよりリアルに感じる。

ーーーーーーー

『拾われた男』(NHK-BS)

俳優松尾諭の自伝的エッセイをドラマ化ということで、松尾諭を演じる仲野太賀が時々松尾諭本人に見える演技力がすごい。

草なぎ剛と兄弟役で共演と話題だったようだけど、ほとんど出てこないなーと思っていたら、7話以降はがっつりと絡むらしい。(前回見逃し、再放送待ち)

ディズニープラスと提携ということでか、俳優陣は豪華だし、ロケも豊富で全体に資金潤沢な感じがあるが、お金があればいいドラマになるわけではない。登場人物や街や時代に愛情があるところがいいのかな。見方を変えれば、決して美しくなく、しょぼくさえない人物や場面も、みんないとおしく感じられる。

こちらでは脇役なのでことさら言うことでもないのだけれど、『空白を満たしなさい』での迫真の演技に涙していた鈴木杏さんが、普通に元気な芸能事務所社員役でほっとする。あのドラマでの主人公の妻の心情に同調すると、もうほんとうに辛いよ…


創意工夫の動画

2022年08月10日 | 日常の記録

暑さをしのぐだけで精一杯で、何もしないで日々が過ぎていくことに焦りを感じる今日この頃だが、そんなときでもネットをだらだら見ることはできる。

You Tube の「現実を生きるリカちゃん」が「情報収集」言いつつスマホ片手にごろごろしているのを見て、「ま、いいか」などと現状を肯定してしまう…

だらだらごろごろしていたら、このような動画はつくれないと思う、すごいなぁ。それにしてもリカちゃん人形のかわいさにあらためて刮目。どんな時でもかわいい。

ーーーーーー

You Tube で最近よく見ている動画が「ゆっくり不動産」。

いらすとやさんのフリー画像と、読み上げソフト(?)の声で、こんな素敵な不動産物件内見動画が。

時々出てくる博多弁(?)がまたいいんですよねー。

そしてシリーズ通しての統一感というか繰り返しフレーズが、また見たくなる要因の一つかと。

これはあれだ。昔話における「むかーしむかし、おじいさんとおばあさんが」と同じ、語りの効果。

もう私

「むむむ」

「空が青いなあ」

「へ?」

「どげんなっとうと」

「住ませて」

とか、意味なく、あの音声ソフトの声で脳内再生してしまっている…

同種の物件内見動画も含め、最初は「一人暮らし妄想用」(一貫して二人暮らしやファミリー物件には興味をひかれないところが、我ながらなんとも…)「都会のステキ物件や狭小物件、家賃相場への興味」で見始めたと思うのだが、見方が違ってきた。

ひとことで言えば、住まい方への創意工夫に時々すごく感動する。

例えば1DKならこんな感じという間取りや水回り配置(動画で言われているところの金太郎飴物件)の常識がくつがえされるのが楽しい。

建築にあたっての悪条件を逆手にとって、逆に魅力的になっている物件とか、住む人を選ぶかもしれないが、合う人にはすごく合いそうという個性的な物件とか。

またコミュニティづくりのための工夫がある物件もいいなーと思う。

生活を楽しくするのは創意工夫、人間の知恵。飛躍するようだけど、勝手に悲観してあきらめたらだめと思わせられるところがいいのかな。

(まぁでもつまるところはお金がないとねという意見はありそうだけど…)