

透明「いいえ
言わせていただきます


谷津根さんは、一方的すぎます
」


谷津根「なに
」

吉備「ちょ、透明さん
」


透明「あんな一方的な言い方じゃ~

吉備さんも何も言えませんよ
」


谷津根「では、吉備にも言い分があると
」

吉備「・・・・・。」
透明「当たり前じゃないですか



吉備さんだって、好きで詐欺なんて
したわけじゃ無いと思います

何か事情があるはずです
」


吉備「くっ・・・・。」
谷津根「ふん
それでは、透明


君が変わりに吉備を弁護してみろ
」

透明「えっ
」


谷津根「この審問会は、そう言う場所だろう
」


谷津根ちゃん、何考えているんだ



吉備さんを裁くことが目的では無いのは何となく
わかるんだけど・・・もしかして、谷津根ちゃんも
吉備さんを助けたいのかな

それに、この回りで見ている人たち・・・

今回の事に関わりがあるんだろうけど・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・何となくだけど、
読めてきたぞ
読めてきたぞ

透明「わかりました
それでは、少し時間をください
」


谷津根「
」

吉備「
」

透明「私は今回のことには、無関係ですから、
ちゃんと現状を把握する権利があるはずです

その為の時間をいただけませんでしょうか
」

谷津根「・・・・いいだろう
」

そう言うと、さっきまでの観覧者も谷津根ちゃんも
私達の目の前から消えてしまった!
吉備「透明さん・・・
」

透明「うわ~~~~っ
どうしよう 
」




吉備「へっ
」


透明「あんな啖呵きっちゃったけど

私、人を弁護なんてしたことないのに~
」


取り乱す透明・・・

吉備「あはははははっ
でも、本当にありがとう


はぁ~
透明さんを巻き込んでしまって

本当に申し訳ない
」

深々と頭を下げる吉備さんを見て、私は本当にこの人が
悪者には見えなかった・・・。
悪者には見えなかった・・・。
透明「吉備さん
何で詐欺みたいなことしたんですか
」


吉備「い、いきなりだな~
・・・う~ん、これは

透明さんに言ってもわからないかもしれないんだけど

こんな能力をもってしまった為に起こる、孤独感
見たいなものかな
」
見たいなものかな

透明「孤独感
」

吉備「うん
・・・誰にもわかってもらえない


ジレンマみたいなものだよ・・・。」
透明「う~ん・・・。」
私は、吉備さんと話をする中で、吉備さんの木人図を
視ようと能力を解放す・・・る
視ようと能力を解放す・・・る

透明「(あ、あれ
も、もしかして・・・。
夢の中って、能力使えないの
)」


夢の中って、能力使えないの


完全に丸腰だということに、今気づく・・・。
透明「(おいおい
谷津根ちゃん
これじゃ~、
吉備さんのこと視れないんだけど
)」


吉備さんのこと視れないんだけど


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
透明「(って
おい
無視ですか

ど、どうしよう・・・
)」




ど、どうしよう・・・

吉備「はぁ~
透明さんには、俺のこと話しておくね
」


透明「えっ
は、はい
お願いします
」




ここは、吉備さんの言葉を信じてみるしかないか

吉備「俺は、谷津根と幼なじみなんだよ
」

透明「えっ
」

吉備「まあ、アイツの方が年上だったけど、
谷津根は、エリート
俺は落ちこぼれ


同じ師に教えをいただく、同門というわけさ
」

吉備さんが、谷津根ちゃんと同門 

次回、吉備さんから事の真相が告げられる ・・・。
続く ・・・。







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