

透明「ランは、紀行くんにとって
お兄ちゃんなんだね

ランを助けてというのは、ランに何か
あったのかな
」
あったのかな

紀行「うん
・・・昨日から、動かないの・・・
」


透明「
」

う、動かない
・・・それって・・・




透明「ランは、まったく動かないの
」


紀行「ううん
お水は飲む・・・。」

透明「ほっ
そうか・・・



もしかしたら、少し体調が悪いのかな

病院は行ったのかな
」

紀行「うん
・・・でも、お医者さんに行っても

元気ないんだ・・・。」
透明「そうか~
心配だね~
」


紀行「先生
ランを助けてくれる
」


透明「えっ
」


紀行「先生、お母さん助けてくれたみたいに、
ランも助けてくれる
」

透明「うっ・・・
」

ま、参ったなぁ~



私は獣医さんじゃないし
・・・でも、こんな
曇りのない瞳で見つめられると・・・・。

曇りのない瞳で見つめられると・・・・。
う~ん
・・・どうしよう・・・


透明「・・・・・そ、そうだね

取り敢えず、先生でも出来る事と
できないことがあるから、お母さんが来たら
少し、ランのこと聞いてみるよ
」
少し、ランのこと聞いてみるよ

紀行「うん
」

私は、紀行くんの気持ちを汲みつつ、
利乃さんの到着を待つ・・・。
30分後・・・

「バタン
ガラン
ガラン
」



透明「
」

利乃「紀行 
」


紀行「
」

凄い勢いで利乃さんが鑑定室に入ってくる

利乃「紀行
」

紀行「うっ
うっ
わぁ~~~~ん
」




透明「り、利乃さん
ストップ
ストップ
」




利乃「せ、先生
本当に申し訳ありませんでした 
」



透明「ま、まあ、一旦落ち着こうね
」

私は、利乃さんを落ち着かせながら、
抱きついてきた紀行くんの頭を撫でる・・・

しばらくして、やっとこさ双方落ち着きを取り戻した
頃合いを見計らって、私が言葉を発する・・・。
透明「幼稚園の方は大丈夫でしたか
」

利乃「は、はい
紀行が熱を出したので、

病院に連れて行っていたと、誤魔化してしまいました
」

透明「まあ、その方がいいかもね

ところで、ひとつ聞きたいのだけど
」

利乃「はい
」

透明「利乃さんのところのランくんは、調子が悪いのかな
」

利乃「えっ
どうしてそれを
」



私は、紀行くんがここまできた理由と、
今まで紀行くんに聞いたことを利乃さんに話す・・・。
今まで紀行くんに聞いたことを利乃さんに話す・・・。
利乃「・・・・そうだったのですか・・・・。」
透明「まあ、最初は電車で一人で来たことに驚いたけど

理由を聞いたら、妙に納得しちゃって



今回のことは、紀行くんの優しさからきたモノだから、
あまり叱らないであげてね
」

利乃「は、はい・・・
」

透明「それで・・・ランは
」

利乃「・・・・・・・。」
利乃さんが、珍しく口ごもっている・・・。
やはり、かなり悪いみたいだ・・・さて、どうする
やはり、かなり悪いみたいだ・・・さて、どうする

続く ・・・。







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