

安岐平家に到着した私は、早速チャイムを鳴らす

「ピ~ンポ~ン
」

紀行「ガチャッ
先生~
」


勢いよく紀行くんがお出迎え
・・・私の鳩尾に
ダイブしてくる

ダイブしてくる

透明「うっ
×○△@~っ 
」




紀行「先生
大丈夫
」


ふ、不覚



完全に油断していた・・・

透明「だ、大丈夫
大丈夫
先生こう見えても
結構鍛えているから
」


結構鍛えているから


などと、年長さんに負け惜しみを言いつつ・・・

透明「紀行くん
お母さんは
」



紀行「いるよ~っ
おか~さ~ん
」


利乃「先生
すみません
こんなところまでワザワザ
」



透明「いいえ、こちらこそ夜遅くに
・・・そういえば、

紀行くん、眠たくないの
」

園児にとっては、結構遅い時間だけど

紀行「うん
ねむくない
」


利乃「紀行
まったく


先生が来るまで寝ないって言ってきかなくて
」

透明「そうだったんですか
紀行くん、ありがとう


でも、そろそろ寝ないと
」

紀行「・・・・・いや
ノリもランの側にいる
」


透明「うっ・・・。」
確かに、今日は言うこと聞いてくれなさそうだ

茂樹「コラッ
紀行
言うこと聞きなさい



先生
ご無沙汰しています


すみません、こんな所まで来ていただいて
」

透明「シゲさん
久しぶりだね
」


安岐平 茂樹(あきひら しげき)さん

紀行くんのお父さんである

実は、私のところに最初に来たのは、茂樹さんで
今では家族皆さんが私のところに来てくれている

透明「ところで、ランは何処にいるのかな
」

茂樹「そうでしたよね
いつまでもこんな所で

立ち話も何ですから、入ってください
」

利乃「汚いところですが
どうぞ
どうぞ
」



透明「失礼しますね
」

私は、玄関から家の奥に通される・・・。
そこには、伏せて寝ている大きなゴールデンレトリバーが

透明「(この子がランくん・・・。)」
紀行くんが、ランの側に走ってゆく



紀行「ラン
先生がきたよ
よかったね~
」



透明「こんばんは、ラン
」

少しだけ、薄目を開けてこちらを見ている・・・。
透明「利乃さん
ランはいくつ
」


利乃「もう、12歳になります・・・。」
透明「・・・・・・・。
(私の目には、ランの周りから立ちこめる
黒い気が視えていた・・・。)」
黒い気が視えていた・・・。)」
次回、直接ランと話をします・・・ 

続く ・・・。







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