

陣「い、一体、誰が
」


透明「う~ん
・・・この独特の法陣・・・。

どこかで見たことがある気がするんだが
」


陣「まさか、円か
」

透明「違うと思う
円はこんな法陣は使わない
」


陣「それじゃ~、また、千鶴ちゃん
」


透明「(またって
他にも色々されてんのか
)


それも、無いだろう
・・・千鶴は円の弟子


そういう意味では、法陣の種類も同じモノを
使うはずだし・・・
」

陣「それじゃ~、一体誰が・・・
」

透明「(しかし、この手のモノって、円と千鶴が
真っ先に疑われるっていうのも、なんだなぁ~

まあ、自業自得なんだけど・・・
)
真っ先に疑われるっていうのも、なんだなぁ~


まあ、自業自得なんだけど・・・

だけど、この法陣はお前の弱点をしっかり
突いてきてる
」

陣「
」

透明「お前の観似手であるネガティブ・キャンセラーは、
形の無い世界では使えない
」

陣「形の無い世界
」

透明「そう
幻術世界ではね
」


陣「確かに
何かの術式だと思って、発動させようと

したんだけど、逆に水の量が増えてパニックに
なっちゃったよ
」
なっちゃったよ


透明「幻術世界は、半分起きていて半分寝ているような
状態だからね
状態だからね

だから、電話をすることもできるし、身体を動かす
こともできる

でも、かなりの集中が必要な能力の発動は、
半分眠っている状態では上手く使えない・・・。
それに、お前が水を苦手としていることも知っていて
この術式をかけてきたと考えた方がいい
」

陣「・・・・もし、あのまま術が解けなかったら・・・
」


透明「まあ、死にはしないよ
でも、良くて廃人だね
」


陣「ひぇ~~~~っ
」


透明「しかし・・・この魔法陣、何だかんだ言っても
かなり高等な術式だぞ

それも、能力者を手玉にとれるほどのモノ

ふ~っ・・・
」

陣「
」

私の頭に一年前の出来事が想い出されていた・・・。
透明「(やっぱり・・・あの子なのかなぁ~

でも、まだ決まったワケじゃないし・・・
)」


でも、まだ決まったワケじゃないし・・・

伊能 涼栄(いのう りょうえい)
男性の風体で接近してきた女の子・・・。
もしかすると・・・
もしかすると・・・

続く ・・・。








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