

久地「実は、俺
・・・友人や家族から、バカにされてて・・・。」

透明「えっ
どういうこと
」



久地「そ、その~
・・・占い師なんて、仕事じゃないって


引退した老人が片手間でやるものだ
って・・・・。」

透明「うわ~っ
未だに、そんなこと言う人いるんだね


昔は、私も言われたことあるけど・・・。」
久地「だから、俺は、そいつらを見返してやりたいんです

有名になって、業界のトップに躍り出れば、
周りの人も、認めざるおえないじゃないですか~
」


透明「そっか~
それが気になるのか~


でも、それは不可能かな~
」

バッサリ 

久地「へっ
」


透明「きつい言い方でゴメンね

でも、君の言う業界のトップになっても、
その人達の意見は、変わらないと思うよ
」
その人達の意見は、変わらないと思うよ

久地「な、なんでですか
」

透明「だって、占い師という仕事を認めていないんだよ

その業界でトップになろうが、仕事として認められて
いないなら、無理じゃない
」

久地「あっ
で、でも
」



透明「それに、君は気づいていないかもしれないけど、
君自身、占い師という仕事に恥ずかしさを感じている

違うかな
」

久地「そ・・・そんな・・・ことは・・・
」

透明「そうじゃなければ、周りの人の言葉を気にして、
自分のスタイルを変えようとまでは思わないからね

でもね、ひとつ、覚えておいてほしいんだ

占い師というのは、あくまでもトップを目指す仕事じゃない

占い師というのは、君の言い方を借りれば、
占いに来てくれたお客さんの人生をトップに導いてあげる仕事なんだ

だから、この仕事はあくまでも、裏方家業なんだよ

華やかに見える人達は、それを好んで仕事としているだけ

占い師として一番大切なのは、あくまでも、お客さんを
どうやって幸せに導いてあげられるのか

この仕事に誇りを持って取り組めるのか

だけだと思うんだ
」

久地「・・・・・
」

透明「久地くん
君は何故、占い師になったの
」


久地「えっ
」

透明「確か、君が始めて占い師になった時、
君は私に、人の役に立ちたい
俺は占いに救われたんです


って、言ってなかったっけ
」

久地「言いました・・・
」

透明「君の人生を変えてくれた占いは、そんなに周りの目を
気にしなければならないモノなのかな
」

久地「
・・・い、いいえ・・・。」

透明「私は常々、想っているんだ

占い師は、人生の研究者だと・・・。」
久地「研究者
」

透明「うん
だから、周りからは理解されなくてもいい


黙々と、人の人生に関わる事柄を研究し、
いつか、人のためになることを発見して、
実際に役立ててもらえるようにすることができれば、
本望だとね
」

久地「・・・・人生の研究者・・・。
な、なんだか、カッコイイですね
」

くすっ
この立ち直りの速さは、この子の良いところだね


透明「後は、久地くんが、,どんな占い師になりたいか

決められれば、周りの言葉にも動じなくなるんじゃないかな
」

久地「どんな占い師・・・ですか
」


続く ・・・。







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