哲学への道 ・4
何だか、槙本さんがモジモジしちゃってる・・・
ちょっと、キツかったかなぁ~
槙本「わ、私の幸せは、人を研究し、あらゆる思考から
1つの答えを導き出すこと・・・だと想います」
1つの答えを導き出すこと・・・だと想います」
透明「う~ん・・・そうなると、今の槙本さんは幸せ」
槙本「・・・・あれっい、いや
幸せではないかもしれません・・・未だ、論文は
空を舞ってる状況ですし、人に認められていないと
いう時点で、私の考察は、人を納得させるだけの
答えを持っていないということですから」
答えを持っていないということですから」
透明「クスクス
でも、今、幸せを感じていませんでしたか」
槙本「えっ」
透明「私には、先程の槙本さんが生き生きとして
見えていたのですが、気のせいだった」
槙本「・・・・た、確かに、先生と論考を重ねていて、
楽しかったとは、想いますが・・・結果としては、
論破されてしまいましたから」
透明「あっご、ごめんね
さっきのは、論破と言うよりは、付け足しのつもり
だったのだけど槙本さんに不快な想いを
させてしまっていたのであれば、申し訳ないです」
槙本「いえいえいえいえ
私は、先生と論考を重ねられて、凄く楽しかったので、
全然、不快な想いはしておりません
それよりは、もっと知りたいと想いました」
透明「それは良かった
でも、槙本さんの幸せは、やはりそこでは
無いみたいですね」
槙本「えっどういう・・・。」
透明「私は、沢山の人を鑑定してきて、ある程度は
人の幸せについての見解は持っていますが、
槙本さんの幸せというのは、先程おっしゃっていた
ことよりも、前に存在するように思うんです」
槙本「前・・・ですか」
透明「ええ人間というのは不思議なもので、
1つの事にこだわると、その事自体を
ものすごく難しいものに捉えてしまうことが多い
でも、その人にとっての幸せは、もっと前にある
ものなんですよ
例えば、槙本さんの幸せが結果という大前提から
抜け出せないようにね」
槙本「結果・・・・あっ」
透明「何となく、わかりましたか
結果の伴う幸せというのは、その結果を導きだした
時点で終わってしまう幸せだということです」
時点で終わってしまう幸せだということです」
槙本「た、確かに人は幸せになろうと結果を求めますが、
その結果が導き出された時点で、その幸せは終わりを
むかえてしまう・・・ということは、幸せというのは・・・」
透明「そのまま、続けて」
槙本「幸せというのは、幸せを追い求める過程にあると
いうことでしょうか
いや、その方がしっくりくる
幸せを追い求め、その事が成就した時、人は幸福感を
感じることができるが、その後、追い求めるモノが
終わってしまえば・・・そうか
先生が先程おっしゃっていた、結果に対する結論も
人によっては、想像と違ったものになることもある
幸せを手に入れたつもりでも、行き着いた先にある
ものは、予想と違う答えであることも、想像通りの答え
であることもあるのだから、結果が全て幸せに繋がるとは
限らない・・・一時的な高揚感は、確かに幸せと感じる
かもしれないが、それは一時的な達成感であって、
絶対的な幸せの定義からは外れる・・・。
そう考えれば、幸せの定義というのは、幸せを追い求めている
過程の中にこそ存在しなければならない
しかし、追い求めている間にも、その事柄が上手く
進む場合と、進まない場合もある・・・・・・。」
ちょっと、詰まったかな
透明「確かに、幸せは自分が幸せになるために追い求める
過程の中に存在するのかもしれないけど、確実に上手く
行くとは限らないですよね
そういう進まない時は、イライラしたり落ち込んだりも
するから、全てが幸せとは言えないかもしれないけど、
人には知恵という武器がある」
槙本「そうかそう言った挫折感や喪失感を途中で感じていても、
自分の中に確固たる幸せの理想像が存在すれば、
思考が働く
そういった時、人は後悔をしないのではないか
うんそうかそういう時の人の思考は、
求め方に間違いがあるのかもしれない
失敗を教訓にして、違うアプローチを思考する
人は、自分の中に自分の信じる幸せを描き続けることが
できれば、幸せを追い求めることを止めたりはしない
できれば、幸せを追い求めることを止めたりはしない
いや、待てよ・・・裏を返せば、追い求めることを
止めないだけの理想を持って人生を進むことこそ
幸せなのではないのか」
クスクス・・・本当に興味深い
私の知り合いにも哲学者さんはいるけど、
何故、人は答えに向かって思考し続けている時、
これほど輝いていられるのだろう
これほど輝いていられるのだろう
本当に人間というのは面白い
透明「出来るじゃないですか」
槙本「えっ」
透明「今、槙本さんは、大勢の人の思考の中にいるんですよ
気付いているかな」
槙本「あっ」
透明「クスクス人が人を想う時、それは人が人を
感じているという事でもあります
そこには、人が人であるがゆえの思考が存在し、
全てがつながっている・・・。
全てがつながっている・・・。
これこそが、真理を感じることなのだと想います」
槙本「真理を感じる・・・何でしょう・・・何だか思考が
溢れ出す感じが・・・とても心地良いです 」
透明「クスッやっぱり、槙本さんの幸せは、そこにある
みたいですね」
槙本「」
透明「槙本さんの幸せ、それは未知への探究心
自らの理論が1つ完成しても、次を追い求める
無限の思考の中にあるのではないでしょうか」
槙本「その通りです
何故だろう今まで自分で考えていたモノが
完璧な形に変化したような、不思議な感覚です
そうか先生が私の幸せを聞いたのは、こういうこと
だったのか
今なら、本当に良い論文が書ける気がする」
透明「良かった少しは役に立てたみたいだね」
槙本「はいあ、あの、先生」
透明「んっ」
槙本「もう一つだけ、先生の見解をお聞きしても
良いでしょうか」
良いでしょうか」
次回、難題が ・・・。
続く ・・・。
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