

タイ「こ、こ、コイツは一体何なんだ
」

透明「確証は無いんだけど、多分
渦眼(うずめ)だと思う・・・。」
タイ「う、うずめ
な、なんだそりゃ~


って、おいおい
き、消えてゆくぞ


透明
に、逃げちまうぞ
」



そっか
泰蔵さんが見えるのオカシイと

思ったけど、コレに干渉されたから、
一時的に視えていたんだ

一時的に視えていたんだ


透明「大丈夫
大丈夫


私には、視えているから

多分、タイさんは一時的に視えてた
だけだと思うんだ
」

タイ「そ、そうか

し、しかし、なんてバケモンだ



一体、渦眼っていうんは、何なんだ
」

透明「私が覚えている範囲だと、物憑きの妖怪
だと思ったよ
」


タイ「よ、妖怪

で、でっ
そいつ、取り憑いたり、

人を喰らったりするのか



危なくねぇ~のか
」


透明「う~ん
基本的には妖怪って存在は、

人を騙したり、いたずらはするけど、
そういうことはしないと思う

さっき、この子の身体に触れたけど、
特に溶かされたり、噛じられたりして
ないから、この子も大丈夫なんじゃないかな
」

タイ「さ、触ったのか
」


透明「まあ、触ったというより、触られた方
だけどね
」

タイ「そういやぁ~
さっき、物憑きって言ってたが、

もしかして、俺の店の売り物に取り憑いている
ってことなのか
」


透明「そうなると思うよ
」

タイ「ま、まじか
」

私は、渦眼に眼をやる・・・。
この子、もしかして臆病なのか

さっきから、妖気が縮こまっているように感じる・・・

それに、さきほど触れた感覚・・・う~ん

少し試してみるか

私は、渦眼に手を伸ばしてみる

タイ「お、おい
何してるんだ
」


透明「し~っ
大きい声出さないで


この子が怯えちゃうから
」

タイ「へっ
」


透明「ちょっと、試しに交信してみるね
」

タイ「お、おい
」


私が伸ばした手に、先程の触手のようなものが
伸びて触れる

透明「(大丈夫だよ
お前、何か言いたいのか
)」


渦眼「(・・・た・・・す・・けて・・・。)」
透明「
」

次回、渦眼の願いが ・・・。
続く ・・・。







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