

今、確かに助けてと



私は、再度確認するように問いかける

透明「(今、助けてと言ったの
)」

渦眼「(た・す・・けて・・ほし・・・。)」
透明「(助けるのは、きみ
それとも別の何か
)」


渦眼「(たす・・け・・・さか・・め・・・。)」
透明「(さかめ
)」

渦眼「(さ・・かめ・・・たす・・け・・・て・・。)」
さかめ
逆眼
う~ん
・・・正直、妖怪に関しては



古い文献で読んだことがあるのと、実際に会った
ことがあるもの以外は、疎いからわからないけど・・・

透明「タイさん
」

タイ「うぉ
び、びっくりさせるな




き、急になんだよ
」

透明「タイさん、妖怪詳しい
」

タイ「妖怪
ま、まあ、ろくろ首とか1つ目小僧とか、

ゲゲゲの泰蔵 にわからんもんは無いぞ
」


やべっ
本当につまらん


透明「はははっ・・・。」
タイ「な、何だその反応は~
」


自分で言っておきながら、耳まで赤くなるの
やめてくれ



透明「それじゃぁ~、逆眼って妖怪知ってる
」

タイ「さ、さかめ



う~ん
・・・さかめ・・・サカメ・・・逆眼、

ワカメなら知ってるが、逆眼なんてのは知らん
」

うわ~っ



安全と分かってから、急に余裕だして
ダジャレ言ってくるけど、反応しにくい上に、
わからんことだらけじゃないか~



タイ「な、何だその眼は

お、俺にだって、わからんこともある



そんなに、知りたきゃ、裏にある
妖怪図鑑でも調べてみろ
」

透明「おお~
マジで、そんなのあるんだ


(渦眼くん
ちゃん
このまま、ちょっと待っていてね
)」



私は、泰蔵さんの本棚から、妖怪に関する文献を
取り出し、逆眼について調べてみる・・・

透明「しかし、さすがタイさんのお店だね~

妖怪の資料まで置いてあるなんて

今まで見せてもらったことないや
」

タイ「あったりめぇ~だろ~

俺の店にゃ~、この世のありとあらゆる
ものが揃ってんだ
」

透明「どれどれ~
」

かなり分厚い本をめくり続ける・・・



透明「おっ
これ、渦眼だよ
」


タイ「おっ
本当だなぁ~


絵までそのままじゃねぇ~か~

すげ~もんだなぁ~
」

透明「なになに
・・・・・・。」

タイ「なんて書いてあるんだ
」

渦眼のページに記載されている文章を訳しながら
読み進めている私の顔は、みるみる青くなってゆく

タイ「お、おい
どうしたんだ
」


透明「い、いや
・・・ちょっとマズイかも・・・
」


タイ「
」

古文書・妖怪図鑑には、一体何が書かれていたのか 

続く ・・・。







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