

さてと

私は、渦眼が待っているお店へ戻る

すると、渦眼の姿が無い

透明「おりょ
渦眼が居ない・・・
」



タイ「お、おい
それってマズイだろう
」



透明「お~い
うずめ~


何処にいるんだ~
逆眼について

聞きたいんだけど~
」

そう言うと、見慣れない箱のようなものから
渦眼が這い出てくる

透明「そこがお前の家なの
」

渦眼「・・・・・
」

ありゃりゃ

あまり知られたくなかったのかな

渦眼の眼が、全てよそを向いていキョドっている・・・。
見た目に反し、ちょっと可愛いが、そんなことは
言っていられない

透明「タイさん
そこの箱って
」


タイ「んっ
ああ
そいつは、この前売りたいって言う
婆さんが持ってきたもんだ
」


婆さんが持ってきたもんだ

婆さんって
泰蔵さんがいう婆さんっていくつだよ
と


突っ込みたくなるのだが・・・

透明「中身は
」

タイ「確か・・・何だったかなぁ~
」


透明「売り物くらい、把握しておきなよ~
」


タイ「仕方ないだろがぁ~

突然来て、ワケありで置いていったんだからよ~



って
こいつか
」



透明「そうみたいだよ
」

タイ「あ~の~ババァ~~~ 
」


透明「相手も、知らなかったのだろうから仕方ないよ

それより、ワケありってなんなの
」

タイ「う~む、確か、子供が病気で金がいるとか
言ってた気がしたんだが
ウチは質屋じゃねぇ~から、

他所にもってけって言ったんだがよ~

質屋だと、最終的に売れ残ったらバラされちまうから、
このままで、買ってくれる人を探してくれって、
無理やり置いてきやがったんだ
」

透明「開けてもいい
」

タイ「ああ
」

透明「渦眼も良いよね
」

渦眼「・・・・。」
よくわかんないけど、大丈夫そうだから良いかな



私は、小さなその箱を手にとる・・・。
透明「意外と軽いね

どれどれ・・・・これって
」

そこには、小さいが真紅に光るルビーが施された
リングが
リングが

透明「これって・・・。」
タイ「おお~
そうそう


何でも、亡くなった旦那にもらった
指輪とか言ってたぞ
指輪とか言ってたぞ

ただよ~
ウチは呪術系や法具系専門だからよ~


置いていったところで、売れねぇ~ぞって
言ったんだがなぁ~
」

透明「渦眼
もしかして、逆眼って
」


渦眼「・・・・そ・・う・・・。 」
いつの間にか、触手を私の手にくっつけていた
渦眼が答える

透明「タイさん
急いでこの指輪の持ち主に

連絡とれないかなぁ~
」

タイ「ど、どうしたんだ
」


透明「この指輪、ペアリングだよ
」

タイ「
・・・そうか、それじゃぁ~逆眼は
」


透明「多分、もう片方にいると思う
」

タイ「わ、わかった
連絡とってみる
」


続く・・・。







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