呪 VS 呪符師 ・25
多々羅さんからの突然の宣言に驚く
透明「・・・付き合おうか」
多々羅「い、いやいい」
透明「何だよ」
多々羅「修行マニアのお前と行ったら、殺される」
透明「人聞き悪いなぁ~」
多々羅「・・・俺は師匠が亡くなってから
師匠の教えだけを守ってきたつもり
だったのかもしれない・・・。」
透明「・・・お師匠様、風牙(ふうが)の術師だっけ」
多々羅「そう・・風牙・・・風と雷の術を
得意としていたから、俺はその2つの属性
だけを磨いてきたんだ・・・。」
透明「憧れか」
多々羅「実際、風牙の呪符は術の中でも
色々と転用できる 代物だから、俺的には
それだけで困ることは少なかったのだけど・・・。」
透明「・・・隠形鬼には、効かなかった・・・。」
多々羅「秋葉大権現様から氣引きをいただいた時、
正直、戸惑ったんだ
この氣引きをいただくということは
火炎の呪符を作れるようになれ
と言われた気がして・・・。」
透明「・・・・。」
多々羅「もちろん、氣引きをいただいたからと言って、
神のお力を借りなくても、今まで通りのやり方で
適当に仕事をこなしていけば良いんだが」
透明「くすっ秋葉大権現様の火輪に当てられて、
火がついたか」
多々羅「ああ・・・そうかも知れない・・・。
神の炎・・・防火の神なのに、
それ以上の炎で鎮火する、炎を統べる力
・・・あんなの・・・魅せられる」
透明「良い機会じゃないの」
多々羅「えっ」
透明「お師匠様が亡くなって、20年くらい」
多々羅「ああ・・・。」
透明「そろそろ、前に進まないと、
逆にお師匠様に、心配かけるよ」
多々羅「・・・・師匠が、あんな亡くなり方したから、
どこかで拘っているのはわかっている
師匠以上の風牙を操り、仇をとるって決めてから、
俺は前に進んでいないことも・・・。」
透明「くすっいいじゃんこだわり上等 」
多々羅「えっ」
透明「こだわって、拘って、コダワッテ来たからこそ、
今があってそのこだわりの上に、新しい自分や
技術が乗っかって、もっと拘れるようになるんじゃ
ないの」
多々羅「透明・・・。」
透明「呪符は他の呪術と違って、術者の智慧次第で、
無限に形を変えられる可能性の塊みたいなもの
持てる武器は多いほうが良い
その気になれば、全ての呪符を扱える力を
持っているんだから、新たな可能性を上乗せして
こだわり続ければいいだから」
・・・・・怠るな・・・・・
透明「おこたるなよ」
多々羅さんからの突然の宣言に驚く
透明「・・・付き合おうか」
多々羅「い、いやいい」
透明「何だよ」
多々羅「修行マニアのお前と行ったら、殺される」
透明「人聞き悪いなぁ~」
多々羅「・・・俺は師匠が亡くなってから
師匠の教えだけを守ってきたつもり
だったのかもしれない・・・。」
透明「・・・お師匠様、風牙(ふうが)の術師だっけ」
多々羅「そう・・風牙・・・風と雷の術を
得意としていたから、俺はその2つの属性
だけを磨いてきたんだ・・・。」
透明「憧れか」
多々羅「実際、風牙の呪符は術の中でも
色々と転用できる 代物だから、俺的には
それだけで困ることは少なかったのだけど・・・。」
透明「・・・隠形鬼には、効かなかった・・・。」
多々羅「秋葉大権現様から氣引きをいただいた時、
正直、戸惑ったんだ
この氣引きをいただくということは
火炎の呪符を作れるようになれ
と言われた気がして・・・。」
透明「・・・・。」
多々羅「もちろん、氣引きをいただいたからと言って、
神のお力を借りなくても、今まで通りのやり方で
適当に仕事をこなしていけば良いんだが」
透明「くすっ秋葉大権現様の火輪に当てられて、
火がついたか」
多々羅「ああ・・・そうかも知れない・・・。
神の炎・・・防火の神なのに、
それ以上の炎で鎮火する、炎を統べる力
・・・あんなの・・・魅せられる」
透明「良い機会じゃないの」
多々羅「えっ」
透明「お師匠様が亡くなって、20年くらい」
多々羅「ああ・・・。」
透明「そろそろ、前に進まないと、
逆にお師匠様に、心配かけるよ」
多々羅「・・・・師匠が、あんな亡くなり方したから、
どこかで拘っているのはわかっている
師匠以上の風牙を操り、仇をとるって決めてから、
俺は前に進んでいないことも・・・。」
透明「くすっいいじゃんこだわり上等 」
多々羅「えっ」
透明「こだわって、拘って、コダワッテ来たからこそ、
今があってそのこだわりの上に、新しい自分や
技術が乗っかって、もっと拘れるようになるんじゃ
ないの」
多々羅「透明・・・。」
透明「呪符は他の呪術と違って、術者の智慧次第で、
無限に形を変えられる可能性の塊みたいなもの
持てる武器は多いほうが良い
その気になれば、全ての呪符を扱える力を
持っているんだから、新たな可能性を上乗せして
こだわり続ければいいだから」
・・・・・怠るな・・・・・
透明「おこたるなよ」
多々羅「・・・し、師匠」
透明「・・・誰がお前の師匠じゃ~~~いいぃぃぃ 」
多々羅「いや、今・・・(師匠の声が・・・。)」
透明「」
多々羅「・・・そうか」
透明「えっ多々羅ちん、泣いて」
多々羅「はぁ~~~っ分かってるよ
偉そうに御託を並べるな
お前が真剣に語ったから、眠くなって
アクビが出ちまっただろう 」
透明「ひ、人が真剣に話してるのに~~~
もういいよ二度と言わん」
多々羅「まあ、そこまで言うんだ
しばらくは、呪符の構築を手伝えよ」
透明「こ~と~わ~る~~~っ 」
多々羅「な、なんでだよ~~~
おまえさっき・・・そこは
任せろって言うところだろ~~~っ」
透明「そんなのは、昴にでも頼め」
多々羅「何でだよ~」
透明「めんどい」
多々羅「うわ~っこいつ、最低だ~」
透明「な、何だと~~~このヘタレ呪符師~」
多々羅「何を~~~~っ」
そんなドタバタの中、あっと言う間に始発の時間になり、
私は東京に帰ることに・・・。
多々羅「じゃあなくされ占い師」
透明「ふん貸しは返せよヘタレ呪術師」
多々羅「・・・・。」
透明「・・・・。」
多々羅&透明「またな 」
帰りの新幹線の中、買った弁当も開けずに
眠りに落ちる透明先生なのでした・・・
完
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