資格 ・鑑定123-9
透明「さて、前置きはこれぐらいにして、
時間も無いから、早速話していくね」
桜木「あ、あの」
透明「んっ」
桜木「か、鑑定料は、ちゃんとお支払いします」
透明「あははははっさっきも言ったでしょ
あれは、例え話
鑑定料は、最初に言ったとおり、
鑑定を受けてから決めてくれれば良いよ」
桜木「ほっ・・・わ、わかりました」
ま、真面目
透明「さて、まずは、誤解を解いておかないと
いけないかな」
桜木「」
透明「桜木さんは、今でも彼を探しているって
言っていたよね」
桜木「ぐっ・・・はい・・・」
透明「それは、何でかな
探してどうするつもりなの」
桜木「・・・最初は刺してやろうと思っていました
それで、自分も・・・」
透明「なるほどねそれで、今は」
桜木「相手を前にしたら、どうなるか
わかりませんが、一言ぐらい文句は言いたい
と思っていると思います・・・」
透明「ここからの話は、疑ってね」
桜木「」
透明「私は君の過去を視て、彼のことも少し視て
みたのだけど、桜木さんは、少し勘違い
しているかもしれない・・・」
桜木「えっ」
透明「実はね・・・君がハマってしまったマルチ商法
彼も被害者みたいだよ」
桜木「そ、そんな事ないです
彼はあの会社の社員になったって
社員に一度なれば商品を安く卸せて
起業サポートも受けられて子会社になれるって・・・。」
透明「本当にそれって、社員だったの
社員になったら起業サポートしてもらえる
というのも、おかしいよね」
桜木「えっ」
透明「その会社、創業者以外は、ほんの数名で
運営していたみたいで、会員を増やした人を
仮の社員にして一体感を出させていたみたいで、
会社からの給料という形では貰って
いなかったみたいだけど・・・。」
桜木「・・・・それって、疑っていいところですか」
透明「いやいやそこは疑わなくていいよ
多分、桜木さんも心当たりあるんじゃない」
桜木「えっ・・・・あっ」
透明「彼に、社員になれば自分の稼いだ分の取り分が
増えて、すぐ起業できるとか言われてなかった」
桜木「そ、そういえば・・・。」
透明「本当の社員というのは、月に一定の給料を貰って、
売上がない時でも給料は出るものじゃない」
桜木「た、確かに・・・私が会員を増やせなかった時は
自分の給料が出ないって言ってました・・・。」
透明「それって、社員じゃないよね」
桜木「・・・・。」
透明「当然、彼は会員を増やして社員になるために、
多額の借金があったみたいだし、仮の社員扱いなら
桜木さんよりも先に、会社がヤバいことは
知っていてもおかしくない
つまり、彼もその会社の犠牲者になる
ただ、その後の対応が非常に悪い
たぶん彼は、会社が摘発されると聞いて、
怖くなって逃げたんじゃないかな
自分が誘った人に責任を負わされると思って
身を隠したというのが真実なのかもしれない・・・。
もちろん、大きなことを言って、人を巻き込んだ
以上は、ちゃんとした謝罪をするべきだったのだと
思うけど、そんな小さな人間に固執して、
今さら彼と会うことが、桜木さんにとって
メリットになるかなぁ」
桜木「・・・・。」
うん良い傾向
彼女は、自分の感情を疑っている
正直に言うと、もし彼女が彼と再会して
今の話を彼から聞いた場合・・・。
間違いなく彼への想いが蘇り、彼の為にまた
同じようなことを繰り返す可能性がある
ここはしっかりと現実を見て、自分が納得のいく
答えを出して欲しい・・・。
桜木「はぁ~・・・・何だか、バカバカしく
なってきました
私はそんな程度の男に拘っていたなんて・・・」
透明「答えが出たのかな」
桜木「はい自分の拘りを疑ってみました
冷静に考えたら、彼を探すのも、彼に拘るのも
今の私にとっては、時間の無駄で、
リスクでしかないです」
透明「くすっできるじゃない
君はちゃんと自分の価値を知るべきだよ」
桜木「自分の価値・・・。」
透明「人は、不幸の数分だけ幸せになれるって
言われている
それはね、不幸を経験したからこそ
利口になり、不幸から遠ざかることが
できるからという意味も含まれている
そういう意味では、君はこれから幸せになれる
可能性が高い、価値のある人間なんだよ」
桜木「私に・・・価値がある・・・」
ちょっと、涙目になる桜木さん・・・。
でも、これは本当のこと
彼女は、不幸を感じてきた分、幸せになるべきだ
私の拳にも力が入る
透明「さて、そんな価値ある桜木さんなのだけど
その価値をちゃんと感じて救いたいと
思っている人が世の中にはいるんだよ」
桜木「えっ・・・それって、先生ですか」
透明「もちろん、先生もその一人だけど、
やっぱり気づいてないみたいだね」
桜木「」
続く ・・・。
透明「さて、前置きはこれぐらいにして、
時間も無いから、早速話していくね」
桜木「あ、あの」
透明「んっ」
桜木「か、鑑定料は、ちゃんとお支払いします」
透明「あははははっさっきも言ったでしょ
あれは、例え話
鑑定料は、最初に言ったとおり、
鑑定を受けてから決めてくれれば良いよ」
桜木「ほっ・・・わ、わかりました」
ま、真面目
透明「さて、まずは、誤解を解いておかないと
いけないかな」
桜木「」
透明「桜木さんは、今でも彼を探しているって
言っていたよね」
桜木「ぐっ・・・はい・・・」
透明「それは、何でかな
探してどうするつもりなの」
桜木「・・・最初は刺してやろうと思っていました
それで、自分も・・・」
透明「なるほどねそれで、今は」
桜木「相手を前にしたら、どうなるか
わかりませんが、一言ぐらい文句は言いたい
と思っていると思います・・・」
透明「ここからの話は、疑ってね」
桜木「」
透明「私は君の過去を視て、彼のことも少し視て
みたのだけど、桜木さんは、少し勘違い
しているかもしれない・・・」
桜木「えっ」
透明「実はね・・・君がハマってしまったマルチ商法
彼も被害者みたいだよ」
桜木「そ、そんな事ないです
彼はあの会社の社員になったって
社員に一度なれば商品を安く卸せて
起業サポートも受けられて子会社になれるって・・・。」
透明「本当にそれって、社員だったの
社員になったら起業サポートしてもらえる
というのも、おかしいよね」
桜木「えっ」
透明「その会社、創業者以外は、ほんの数名で
運営していたみたいで、会員を増やした人を
仮の社員にして一体感を出させていたみたいで、
会社からの給料という形では貰って
いなかったみたいだけど・・・。」
桜木「・・・・それって、疑っていいところですか」
透明「いやいやそこは疑わなくていいよ
多分、桜木さんも心当たりあるんじゃない」
桜木「えっ・・・・あっ」
透明「彼に、社員になれば自分の稼いだ分の取り分が
増えて、すぐ起業できるとか言われてなかった」
桜木「そ、そういえば・・・。」
透明「本当の社員というのは、月に一定の給料を貰って、
売上がない時でも給料は出るものじゃない」
桜木「た、確かに・・・私が会員を増やせなかった時は
自分の給料が出ないって言ってました・・・。」
透明「それって、社員じゃないよね」
桜木「・・・・。」
透明「当然、彼は会員を増やして社員になるために、
多額の借金があったみたいだし、仮の社員扱いなら
桜木さんよりも先に、会社がヤバいことは
知っていてもおかしくない
つまり、彼もその会社の犠牲者になる
ただ、その後の対応が非常に悪い
たぶん彼は、会社が摘発されると聞いて、
怖くなって逃げたんじゃないかな
自分が誘った人に責任を負わされると思って
身を隠したというのが真実なのかもしれない・・・。
もちろん、大きなことを言って、人を巻き込んだ
以上は、ちゃんとした謝罪をするべきだったのだと
思うけど、そんな小さな人間に固執して、
今さら彼と会うことが、桜木さんにとって
メリットになるかなぁ」
桜木「・・・・。」
うん良い傾向
彼女は、自分の感情を疑っている
正直に言うと、もし彼女が彼と再会して
今の話を彼から聞いた場合・・・。
間違いなく彼への想いが蘇り、彼の為にまた
同じようなことを繰り返す可能性がある
ここはしっかりと現実を見て、自分が納得のいく
答えを出して欲しい・・・。
桜木「はぁ~・・・・何だか、バカバカしく
なってきました
私はそんな程度の男に拘っていたなんて・・・」
透明「答えが出たのかな」
桜木「はい自分の拘りを疑ってみました
冷静に考えたら、彼を探すのも、彼に拘るのも
今の私にとっては、時間の無駄で、
リスクでしかないです」
透明「くすっできるじゃない
君はちゃんと自分の価値を知るべきだよ」
桜木「自分の価値・・・。」
透明「人は、不幸の数分だけ幸せになれるって
言われている
それはね、不幸を経験したからこそ
利口になり、不幸から遠ざかることが
できるからという意味も含まれている
そういう意味では、君はこれから幸せになれる
可能性が高い、価値のある人間なんだよ」
桜木「私に・・・価値がある・・・」
ちょっと、涙目になる桜木さん・・・。
でも、これは本当のこと
彼女は、不幸を感じてきた分、幸せになるべきだ
私の拳にも力が入る
透明「さて、そんな価値ある桜木さんなのだけど
その価値をちゃんと感じて救いたいと
思っている人が世の中にはいるんだよ」
桜木「えっ・・・それって、先生ですか」
透明「もちろん、先生もその一人だけど、
やっぱり気づいてないみたいだね」
桜木「」
続く ・・・。
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