占い師の日記

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巨眼の怪・16

2022年07月17日 08時00分00秒 | 鑑定133(へんてこ神主)-鑑定134(霊能村長さん)-鑑定135(真夏の怪談)
巨眼の怪16


透明「さて、どうする

   私はこのままでも調伏できるけど

ヤス「ケケケッこりゃ~マズイな


そう言うと、ヤスさんの体から何かが飛び出す


透明「(よしよし・・・。)」

タイ「で、で、で、でた


流石に泰蔵さんでも薄っすら視えているみたいだ

安吉さんの体から出てきたのは、

小学校低学年ほどの身の丈がある悪魔・・・

体毛は何もなく長い尻尾と、大きな目玉が

ギョロギョロと動き、口が耳元まで裂けている



その姿を見た瞬間

部屋の温度が急激に上がり、周りの布が焦げ始める


タイ「ヤ、ヤべーぞ

   ひ、火をつけやがった

透明「


辺りは一瞬にして炎に包まれ、逃げ道がなくなる


悪魔「シシシッ焼け死ぬがいい

透明「・・・・。」

タイ「ぎゃ~~~~っ


炎の勢いが益々強くなる


ち~ょっと待った~~~~

悪魔「


キーン



金属が打ち合うような物凄い音がこだまする


それと同時に、さっきまで燃え盛っていた

炎は一瞬にして消え去り、燃え後もない

普通の病室に逆戻りする



タイ「ど、ど、ど、どうなってんだ~~~

透明「タイさん落ち着いて幻術だよ

   まあ、かなり強力なものだから、

   あのままならタイさんだけは、

   何も無いところで焼死してたけどね

タイ「なななな・・・。」

悪魔「ば、馬鹿なくっ


幻術が解かれ慌てて部屋を飛び出そうとする悪魔


悪魔「ぎゃっ


部屋の外に出ようとしたところで

体に衝撃が走ったようだ


透明「お前さんが幻術をかけている最中に

   私はこの部屋に結界を張っておいたから

   もう出られないよ

悪魔「く、くそ~~~~っ

   な、何で、ここにいる~~~

タイ「えっな、なんだ何かいるのか

透明「うん私の右肩の上に強力な助っ人がね

タイ「・・・・み、見えん・・・

ロキ「おうおうおうおう

   悪さしてんじゃねぇ~ぞ


お久しぶり第二弾

妖精王専属精鋭部隊のロキくんで~す



透明「ロキ口が悪いってキキに怒られるよ

ロキ「う、うるせぇお、俺はキキなんて

   怖くないんだからなプンプン

透明「あははっ

   ところでコイツって、あれだよねぇ

ロキ「んっあああれだよ

タイ「と、透明誰と喋ってんだ~

   俺にも分かるように説明しろ


部屋の隅で身構えている悪魔を警戒しつつ、

私は混乱している泰蔵に簡単な説明をする




         続く・・・。



参考記事鑑定ファイル77(迷子の妖精)



昴と透明先生のお店 
Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 



https://guardian-jewelry.com/



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コメント (7)
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