

透明「さて、どうする

私はこのままでも調伏できるけど

ヤス「ケケケッ


そう言うと、ヤスさんの体から何かが飛び出す

透明「(よしよし・・・。)」
タイ「で、で、で、でた


流石に泰蔵さんでも薄っすら視えているみたいだ

安吉さんの体から出てきたのは、
小学校低学年ほどの身の丈がある悪魔・・・
体毛は何もなく長い尻尾と、大きな目玉が
ギョロギョロと動き、口が耳元まで裂けている

その姿を見た瞬間

部屋の温度が急激に上がり、周りの布が焦げ始める

タイ「ヤ、ヤべーぞ

ひ、火をつけやがった

透明「

辺りは一瞬にして炎に包まれ、逃げ道がなくなる

悪魔「シシシッ


透明「・・・・。」
タイ「ぎゃ~~~~っ


炎の勢いが益々強くなる






悪魔「

「キーン

金属が打ち合うような物凄い音がこだまする

それと同時に、さっきまで燃え盛っていた
炎は一瞬にして消え去り、燃え後もない
普通の病室に逆戻りする

タイ「ど、ど、ど、どうなってんだ~~~


透明「タイさん



まあ、かなり強力なものだから、
あのままならタイさんだけは、
何も無いところで焼死してたけどね

タイ「なななな・・・。」
悪魔「ば、馬鹿な


幻術が解かれ慌てて部屋を飛び出そうとする悪魔

悪魔「ぎゃっ

部屋の外に出ようとしたところで
体に衝撃が走ったようだ

透明「お前さんが幻術をかけている最中に
私はこの部屋に結界を張っておいたから
もう出られないよ

悪魔「く、くそ~~~~っ

な、何で、ここにいる~~~

タイ「えっ



透明「うん


タイ「・・・・み、見えん・・・

ロキ「おうおうおうおう

悪さしてんじゃねぇ~ぞ


お久しぶり第二弾

妖精王専属精鋭部隊のロキくんで~す


透明「ロキ


ロキ「う、うるせぇ

怖くないんだからな


透明「あははっ


ところでコイツって、あれだよねぇ

ロキ「んっ



タイ「と、透明


俺にも分かるように説明しろ

部屋の隅で身構えている悪魔を警戒しつつ、
私は混乱している泰蔵に簡単な説明をする

続く・・・。









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