巨眼の怪・9
暗い暗い池の奥底に、何かウネウネとした
黒い蔦のようなものが動きながら何重にも
絡まり合い、池の底に蓋をしているように視える
透明「うっ」
キキ「気持ち悪い」
耳をすませると、どうもその蓋の奥から
声が聞こえているようだ
透明「キキ、これ何なんだ」
キキ「う~んたぶん、魔法の一種かなぁ
自然発生したものじゃないし、瘴気や
邪気とも少し違う気がする・・・。」
透明「魔法・・・ということは、この蓋を
作った者がいるということだよね
・・・・魔法の行使・・・。」
キキ「とにかく今は、この魔法を解法しないと
中の子が消滅しちゃう」
透明「そ、そうだね・・・
(本当は魔法の出どころを逆探知したい
ところだけど、それには時間がかかり過ぎる
今は妖精を救い出す方を優先した方がいいな)」
とはいえ・・・どうするか
魔法の種類的にも黒魔術の一種なのはわかるが
コレ、力技でこじ開けても大丈夫なのか
もし無理やりこじ開けて、中の妖精に
何かあったらと考えると手が出しにくい
キキ「透明さん早く早く」
透明「わ、わかった・・・う~ん
キキ、もう少し待ってて」
キキ「」
私はもう一度携帯電話を取り出して
電話をかける・・・。
「プルルルルルルッ」
円「やっほ~っなに仕事」
透明「お前、第一声がそれかよ」
円「だって、アンタから連絡してくる時は
仕事の電話くらいじゃないの」
透明「うっそ、それは耳が痛い・・・。」
円「んでなに」
透明「あっそうだったそうだった
実は・・・・。」
私は円に今までの経緯を話し、
魔法のプロとしての意見を聞く。
円「う~ん・・・それってたぶん
召喚術のひとつかな
その黒いウネウネって召喚されたモノの
一部が湖面に映ってるだけだから
本体は別にいると思うよ」
透明「えっ」
円「まぁ察するに大した相手じゃないとは思うけど、
姿を隠すあたり、少し探すのが面倒かもね
近くに精霊や妖精がいれば簡単に分かるだろうけど」
透明「マジサンキュウ~わかった」
円「はっ」
透明「何とかなりそうだそれじゃぁねぇ~」
円「ちょ、ちょっとまち」
余計なことを言われる前に、強制終了
透明「キキ」
キキ「なんですか」
透明「この池のどこかに、あのウネウネした
ヤツの本体がいるはずなんだ
探してくれるか」
キキ「
暗い暗い池の奥底に、何かウネウネとした
黒い蔦のようなものが動きながら何重にも
絡まり合い、池の底に蓋をしているように視える
透明「うっ」
キキ「気持ち悪い」
耳をすませると、どうもその蓋の奥から
声が聞こえているようだ
透明「キキ、これ何なんだ」
キキ「う~んたぶん、魔法の一種かなぁ
自然発生したものじゃないし、瘴気や
邪気とも少し違う気がする・・・。」
透明「魔法・・・ということは、この蓋を
作った者がいるということだよね
・・・・魔法の行使・・・。」
キキ「とにかく今は、この魔法を解法しないと
中の子が消滅しちゃう」
透明「そ、そうだね・・・
(本当は魔法の出どころを逆探知したい
ところだけど、それには時間がかかり過ぎる
今は妖精を救い出す方を優先した方がいいな)」
とはいえ・・・どうするか
魔法の種類的にも黒魔術の一種なのはわかるが
コレ、力技でこじ開けても大丈夫なのか
もし無理やりこじ開けて、中の妖精に
何かあったらと考えると手が出しにくい
キキ「透明さん早く早く」
透明「わ、わかった・・・う~ん
キキ、もう少し待ってて」
キキ「」
私はもう一度携帯電話を取り出して
電話をかける・・・。
「プルルルルルルッ」
円「やっほ~っなに仕事」
透明「お前、第一声がそれかよ」
円「だって、アンタから連絡してくる時は
仕事の電話くらいじゃないの」
透明「うっそ、それは耳が痛い・・・。」
円「んでなに」
透明「あっそうだったそうだった
実は・・・・。」
私は円に今までの経緯を話し、
魔法のプロとしての意見を聞く。
円「う~ん・・・それってたぶん
召喚術のひとつかな
その黒いウネウネって召喚されたモノの
一部が湖面に映ってるだけだから
本体は別にいると思うよ」
透明「えっ」
円「まぁ察するに大した相手じゃないとは思うけど、
姿を隠すあたり、少し探すのが面倒かもね
近くに精霊や妖精がいれば簡単に分かるだろうけど」
透明「マジサンキュウ~わかった」
円「はっ」
透明「何とかなりそうだそれじゃぁねぇ~」
円「ちょ、ちょっとまち」
余計なことを言われる前に、強制終了
透明「キキ」
キキ「なんですか」
透明「この池のどこかに、あのウネウネした
ヤツの本体がいるはずなんだ
探してくれるか」
キキ「
わ、わかりました探しますから
少し離れますね」
透明「気をつけてね」
そう言うと、視野が通常に戻る・・・。
透明「(キキ、上手く見つけてくれよ・・・。)」
続く・・・。
少し離れますね」
透明「気をつけてね」
そう言うと、視野が通常に戻る・・・。
透明「(キキ、上手く見つけてくれよ・・・。)」
続く・・・。
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