

揚羽「

透明「揚羽

そこから悪魔の住む魔界に送ってやって
くれないか

揚羽「ええ~っ


透明「い、いや

魔界に繋ぐことは御法度だから、
お前にしかできないんだよ

揚羽「お前にしかできない・・・
お前じゃないとダメなんだ

一生俺の側にいろ

って、ことですか


透明「いや、何言って・・・

揚羽「わかりました~~~

私がいないとダメなんですね~

し、仕方ないから


透明「・・・・・・。」
揚羽「・・・・・・

ロキ「・・・・何いってんだこいつ


揚羽「・・・こ、今回だけなんだからね


さっ




透明「はぁ~

というわけで、インプをふん縛った揚羽が
鬼界の門を開き、その中にインプを放り投げる。
もう少し丁寧に扱ってやれよ・・・


ロキ「これで終わりか



透明「いやいや

かなり苦戦してたと思うよ

本当にありがとうね

ロキ「礼なら王様に言ってくれ

俺はイヤイヤ来たんだからさ

まあ



透明「わかった

ロキ「しかし、悪魔はこちらの世界にくることは
できるのに、帰るときは経由しないと
ダメなんだな

透明「まあ、仏様の許可があればできるけど、
これが結構、能力の消費が激しいんだよ

その点、魔界と鬼界は繋がっているから
鬼界から送ったほうが効率がいいんだ

ロキ「ふ~ん


それじゃぁ~俺は帰るからな

透明「ありがとうね

そう言うと、ロキは凄いスピードで
王様の元へ帰っていった・・・



タイ「お、おい

何だかよく分かんねぇが

透明「終わったよ

タイ「はぁ~っ

透明「おっと


タイさん


タイ「えっ

透明「ヤスさん、悪魔が身体から抜けてかなり
衰弱している状態だから、とにかく
お医者さんに処置してもらわないと

タイ「お、おう


まあ、インプが身体を抜ける際に、安全は確保して
おいたから、安吉さんの身体は大丈夫だろうけど、
体力的には落ちてしまっているだろうから
念のため処置してもらった方が良いだろ・・・

先程まで大声で暴れていたヤスさんが
突然ぐったりしているのを見て
看護師さんも大慌て・・・

すぐにお医者さんを読んで処置してくれた

さてと、一件落着といったところかな

続く・・・。







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