可破家の御啓(かばかのごけい)・12
透明「賢木さんは、神様という方をどのように
感じていますか」
賢木「どのように感じる・・・ですか
漠然とでしかないのですが
いつも助けてくれる方であり、
逆に恐ろしい方でもあるように
感じています・・・。
私は信仰というものがイマイチわかって
いないのかもしれないのですが、
小さい頃から我が家は神様に対する
行事を欠かしていないですし、
そうあるべきというか、それが普通で
疑念を持つようなものでもなかった
と思います・・・・ですが」
透明「賢木さんが家督を継ぎ、事業などが
不振になってしまったことで、
氏子として支えることが苦しくなって
しまったのですね」
賢木「お恥ずかしいお話ですが
今の我が家では、なるべく出費を
抑えることを考えているので、
正直、削ぎ落とすことしか・・・。
それでも今まで賢木家を支えていただいた
恩もあるので・・・・。」
透明「それは悩んでしまいますね
そこに今回のような神託が降りたとなれば
色々と疑念も大きくなるのはわかります
ただ・・・・。」
賢木「わかっています・・・私が当主としては
無能なので」
陣「そ、そんなことは」
賢木「いえ・・・
周りからも色々と言われて育ったので
自覚しているんですよ・・・」
賢木さんにとって、賢木家の当主となることは
苦渋の選択でもあったのかもしれない・・・。
お父様が亡くなり、準備もままならない状態での
引き継ぎだっただろうから、板挟みなことも
多いのだろう
透明「お辛いことなのに、お話してくれて
透明「賢木さんは、神様という方をどのように
感じていますか」
賢木「どのように感じる・・・ですか
漠然とでしかないのですが
いつも助けてくれる方であり、
逆に恐ろしい方でもあるように
感じています・・・。
私は信仰というものがイマイチわかって
いないのかもしれないのですが、
小さい頃から我が家は神様に対する
行事を欠かしていないですし、
そうあるべきというか、それが普通で
疑念を持つようなものでもなかった
と思います・・・・ですが」
透明「賢木さんが家督を継ぎ、事業などが
不振になってしまったことで、
氏子として支えることが苦しくなって
しまったのですね」
賢木「お恥ずかしいお話ですが
今の我が家では、なるべく出費を
抑えることを考えているので、
正直、削ぎ落とすことしか・・・。
それでも今まで賢木家を支えていただいた
恩もあるので・・・・。」
透明「それは悩んでしまいますね
そこに今回のような神託が降りたとなれば
色々と疑念も大きくなるのはわかります
ただ・・・・。」
賢木「わかっています・・・私が当主としては
無能なので」
陣「そ、そんなことは」
賢木「いえ・・・
周りからも色々と言われて育ったので
自覚しているんですよ・・・」
賢木さんにとって、賢木家の当主となることは
苦渋の選択でもあったのかもしれない・・・。
お父様が亡くなり、準備もままならない状態での
引き継ぎだっただろうから、板挟みなことも
多いのだろう
透明「お辛いことなのに、お話してくれて
ありがとうございます
ただ今の状態では信仰に関して少し誤解が
ありそうなので、私の話を聞いてから色々と
今後のことを考えても良いかもしれません」
賢木「」
透明「賢木さんが氏子として支えているのは、
神社ですか神様ですか」
賢木「えっそれって、同じなんじゃないですか」
透明「多分、賢木さんは神社を支えることで
神様も同時に支えていると感じている
という認識なのですよね」
賢木「は、はいそうじゃないんですか
もしそれが間違いだったら、もしかして私は
神社だけを支えているということですか」
透明「逆です」
賢木「えっ」
透明「本来、信仰は神様とのお付き合いの仕方です
確かに神社とのお付き合いもあり、仕事にも
結びついたこともあったかもしれませんが、
基本となる信仰対象は神様であり、賢木さんが
今まで行ってきたことは全て神様との繋がりを
大切にするものだったと思います」
賢木「えっと・・・それって・・・。」
透明「賢木さんにとって信仰をいうものが
いまいちハッキリとしていないのは、
信仰対象を広げすぎて考えているから
だと思います
神事というのはあくまでも神様との
ご縁を結ぶもの
神社や神主は、自分では繋げない神との
交流を手助けする仲立ちとしての
仲介業者でしか無いんです」
陣「ち、仲介業者・・・う~ん
・・・間違ってはいないけど
なんだか言い方が・・・」
透明「まあまあ、この方がわかりやすいだろ」
陣「ううっ・・・」
透明「とにかく賢木さんが今までおこなってきたのは
神様との対話であり、神社を信仰して支えている
わけではないんです
もちろん、その仲介料はかかりますが、
それはどんな商売でも同じことです
ただ、賢木さんが何を目的として神事をおこなって
いるのかというのをハッキリと認識しなければ
やっている意味も対象もブレてしまい、
色々な不安が募ってしまうでしょうから
ここでしっかりと修正してみてください」
賢木「・・・今までのことは私から神様への取次を
神社にお願いしていたということでしょうか」
透明「その通り何となくわかってきましたか」
賢木「あっそっか・・・透明さんが
言いたいことがわかりました
私は神事をやらされていると勘違いしていた
ということですよね
賢木家の為の神事は私がお願いしている訳で、
神様との取次を神社にお願いしている
という構図になる・・・そう考えると
私が勝手に被害者的な考えをしているのが
そもそもおかしいのか・・・ブツブツ・・・」
頭の回転が早くて助かる
まずは信仰というものをしっかりと認識してもらい
その上で次の話をしていかないとだな
続く・・・。
ただ今の状態では信仰に関して少し誤解が
ありそうなので、私の話を聞いてから色々と
今後のことを考えても良いかもしれません」
賢木「」
透明「賢木さんが氏子として支えているのは、
神社ですか神様ですか」
賢木「えっそれって、同じなんじゃないですか」
透明「多分、賢木さんは神社を支えることで
神様も同時に支えていると感じている
という認識なのですよね」
賢木「は、はいそうじゃないんですか
もしそれが間違いだったら、もしかして私は
神社だけを支えているということですか」
透明「逆です」
賢木「えっ」
透明「本来、信仰は神様とのお付き合いの仕方です
確かに神社とのお付き合いもあり、仕事にも
結びついたこともあったかもしれませんが、
基本となる信仰対象は神様であり、賢木さんが
今まで行ってきたことは全て神様との繋がりを
大切にするものだったと思います」
賢木「えっと・・・それって・・・。」
透明「賢木さんにとって信仰をいうものが
いまいちハッキリとしていないのは、
信仰対象を広げすぎて考えているから
だと思います
神事というのはあくまでも神様との
ご縁を結ぶもの
神社や神主は、自分では繋げない神との
交流を手助けする仲立ちとしての
仲介業者でしか無いんです」
陣「ち、仲介業者・・・う~ん
・・・間違ってはいないけど
なんだか言い方が・・・」
透明「まあまあ、この方がわかりやすいだろ」
陣「ううっ・・・」
透明「とにかく賢木さんが今までおこなってきたのは
神様との対話であり、神社を信仰して支えている
わけではないんです
もちろん、その仲介料はかかりますが、
それはどんな商売でも同じことです
ただ、賢木さんが何を目的として神事をおこなって
いるのかというのをハッキリと認識しなければ
やっている意味も対象もブレてしまい、
色々な不安が募ってしまうでしょうから
ここでしっかりと修正してみてください」
賢木「・・・今までのことは私から神様への取次を
神社にお願いしていたということでしょうか」
透明「その通り何となくわかってきましたか」
賢木「あっそっか・・・透明さんが
言いたいことがわかりました
私は神事をやらされていると勘違いしていた
ということですよね
賢木家の為の神事は私がお願いしている訳で、
神様との取次を神社にお願いしている
という構図になる・・・そう考えると
私が勝手に被害者的な考えをしているのが
そもそもおかしいのか・・・ブツブツ・・・」
頭の回転が早くて助かる
まずは信仰というものをしっかりと認識してもらい
その上で次の話をしていかないとだな
続く・・・。
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