じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

臨場 第1話

2009-04-16 22:41:13 | 内野さん映像のお仕事(連ドラ)
無事に初日の幕が開きました……と、これは舞台か テレビなので放送開始 ですね~~第1話、やっと倉石さんに会えました。いつもは1回目を見た後にまっさらな気持ちで感じたことを好き勝手に書いてるんですけど、今回はイマイチ「うーん」って感じだったんですよね~~悪くはなかったし、心にザラザラと残るものはあるんだけど何かググッとくるものがなくて……原作を読んだり予告を見たりしてて、かなりテンションが してたから消化不良だったのかも。。。でも、今日2回目をリピして何とか、、、頑張れそう!と気を取り直して……来週からもレッツラゴーってことで

第1話ということで、倉石さんの性質とかレギュラーな登場人物の紹介&関係が随所で しかも、そこに事件2つを持ってきちゃったからイマイチまとまりがなかったような印象でした。1つ目の心中事件は倉石さんの検視能力や方針を表すためのツール、2つ目が今回のメインということだと思うんですけど、2つ目の事件は容疑者や被害者の駆け引きが結構ややこしい気がしたんですよね~~事件に関わる人たちそれぞれにも“物語”があるわけだから、それも描かないといけないし、加えてレギュラーキャストの性格やら設定まで説明しようするから、何もかもが薄い感じがしたのよね~~こちらはそこに深いものを感じようとするから←見る方の勝手なんですけど 「え、その程度の理解でいいの」と思えちゃって 初回はもう少し濃密で深いんだけど絞り込んだ事件にしておけば良かったんじゃないかと思いました。

キャストの方々は概ね良かったんじゃないかな~~松下さんのサバサバして仕事一途なところも気持ち良かったし(ゴンゾウの理沙先生の微妙に恋愛モードを感じる設定と比べると…ね)、大クンも良かったですね~~可愛くもあり憎らしくもあり、一君のキャラがちゃんと入ってました 何げにリアルに身近に感じましたわ。ああいう出世意欲 の若くて青さがある考え方、自分にも心当たりがあるような あと、伊武さん演じる雪斎さん…じゃなくて、刑事部長の小松崎さんも怪しい魅力満載で いちおう倉石さんの味方をしてくれる人物なんですよね???(笑) そこはかとなく 清掃担当の文さんを通して内情を倉石さんに知らせてくれてたし。でも、最後に立原さんに「あいつは使いようだ」とカレーを食べながら言うシーンで、やっぱり何か腹の底に含みを持っていそうな、油断ならない人物のように感じちゃった 伊武さん、そういう人物を演じることが多いんだもん

ただ、じい的にどうにも物申したい方々も。高嶋弟演じる立原さん 悪くはないんだけど、やっぱり威圧感とか嫌な雰囲気とか、権力を持つ人間の黒い感じが出てないんですよね~~じいの中でどうしても高嶋弟のイメージ=良い人って構造が抜けなくて ある時はヘタレ弁護士だったり、ある時は人情味溢れる警察署長だったり、、、一番はやっぱり「姉さん、事件です」か とにかく、凄く険しい表情や軽蔑のまなざしも含むような感じで倉石さんと対決するんだけど、迫力がないのよね 対照的な人物だからこそ、対決するに値するような人物でいてほしいのに。。。あともう一人は音羽さん、じゃないや 金子さやかさん演じる愛ちゃん。音羽さん同様に無理やり出演枠にねじ込みましたか?みたいな存在でした 決して馴れ合いになってはいけない報道の人間。だけどそこに女性に対するルーズさを感じつつ緊張感もあるような関係が面白いと思うんですよ。そういう大人の男と女の関係が全く感じられない演じ方 もっと他に良い若手役者がいるだろうに…と、何やら地雷キャラになりそうな予感だわ

そしてそして、、、内野さん演じる倉石さん 設定が若くなっているので原作のことは忘れた方がいいかな~と思いました。そうしないと頭が混乱しちゃって 年齢を下げている分、熱血な部分が感じられるんですよね~~原作の設定だともっと静寂なハードボイルドの匂い だったので、それを内野さんに脳内変換しちゃうと大変なことになっちゃうから 冒頭の水やり場面や愛ちゃんとのやり取りはマクヒースが入っていた?第一発見者から事情聴取しているところに介入するシーンは黒ちゃんに似ていたような?でも、内野さん自身、しっかりと倉石さんのキャラクターが入っているから、やっぱり目の前にいるのは倉石さんそのもの 他のキャラクターとは感じる空気が違うんです。最初の方で一君に「どんなクソ人生でも・・・」と説教をするところ、死者に対する思いやりがセリフの端々に表現されたような言い方で心にグサッと響きましたね~~思わず息を呑んじゃった もう釘付けでしたね~~それに、最初に死体に向かって合掌するところや、最後そう、最後に事件現場になった地下室で胡坐をかいて死体のあった場所を見つめて目がウルウルとなってた時の表情 何か倉石さんって検視の時に「根こそぎ拾う」ことによって亡くなった人の人生を背負い続けて、それを積み重ねている人なんじゃないのかな~と思ったんですよね~~そこが優しくて温かくて、でも哀しくて痛々しいみたいな……義理の妹が言っていた17年前に通じる「何か」があるのかもしれないけれど、それを醸し出す演じ方をされる内野さんには圧倒されました

検視のシーンは、内野さんもおっしゃってましたけど「ディテールに細かくて」というのはひしひしと感じましたね~~専門家じゃないので詳細は分からないけど、多分凄く一つ一つの動作や衣装、道具にリアリティがあるんじゃないかと。ただね~~ストーリーの方の設定はちょっと、かなり、不満かな 倉石さんの部屋が妙に所帯じみてるのがちょっと。。。奥さんが死んでからそのままにしてるの?みたいなところがあるのかもしれないけど、もう少し粗暴さが感じられるような部屋がいいかな~と。あと、、、これを言っちゃうとドラマ自体おしまいになっちゃうかもしれないけど、義妹がやってるバーというのもちょっと テレ朝の刑事ドラマのお約束っぽい和みシーンというか定番化したようなシーンっぽくて何だかな~って。。。あと、演出のせい 倉石さんの隠された人間味を表に出しすぎる気がします。確かに荒々しくて厄介な人物だな~というのは分かるんだけど、あまりにも裏の優しい面が強調されてるからメリハリが感じられないんですよ たった1つでいいんですっ ホッとさせるような一輪の花のような少しの優しさで。例えば、最後に小坂さんにしわくちゃになった絆創膏を渡す行為みたいなちょっとした仕草。倉石さんを演じている人はそれができるお人なんだから 別にシリーズ化や定番化を目の敵にしているわけじゃないんですけど(それは望まないけど)、制作側の甘っちょろい一般ウケを狙った安直さや生ぬるさは勘弁してほしいな~と心の隅で ちょっと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする