観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

政権交代論に与することはない

2009-06-03 23:44:35 | 政治システム・理論
私は強固な反政権交代論者ですから、政権交代論者に与することはありません。カテゴリー「始めに」の次に、一貫して「政権交代論」があるように、これが最も重要な考えのひとつです。要は次期衆院選で政権交代が起きなければならないという見方に反対しています。そんなもの選挙で国民が選択するだけの話です。結論が決まっているのなら、選んだことになりませんから。本来政権交代論の役割が限定されていることははっきりしています。民主党は衆院選勝利を目指して、普通に努力すべきだったと思っています。私としては、この違いは非常に大きい。

民主党支持者が民主党を応援するのは間違っていません。民主党を支持してもいないのに、一度自民党を下野させると決め付けている人が結構いらっしゃることが、私がブログを書く原動力です。元来自民党支持者というのもありますけどね。

そういうわけで、(党員でもありませんし)100%自民党の見解に従うということはありません。自民党を支持することが反政権交代につながるとは思ってますけど、それは重要ではあるものの、ひとつのポリシーにすぎませんから。いずれにせよ、民主党よりは概ね自民党に近い考えだと思ってますので、それで特に問題ないはずです。

鳩山大臣が辞めればいいのに

2009-06-03 22:05:01 | 政局・政治情勢
西川社長に如何に問題があるか知りませんが、鳩山大臣こそ総務省という大組織の長・権力者として問題があると私は思っています。

まず人事の情報(というか自らの決断)を事前にマスコミに流すこと自体が問題行動だと思います。流してもらったマスコミが批判することはないでしょうが、こういったことは社会人としての常識の部類でしょう。少なくとも今ならパワハラとされ、正義にもとる行為との批判はまぬかれません。権力者として横暴です。問題があると思うのであれば、密にコミュニケーションを取ってください。鳩山大臣・西川社長のインタビューを読む限り、とてもまともにコミュニケーションを取っていたとは思えません。偏狭ではないですか。取った上でズバっとやって、国民に説明すれば、問題になることはなかったでしょう。ちょうどいい記事があるので貼っておきます。

asahi.com 国際 6月3日6時4分 「なぜ人を辞めさせるのは難しいか」プーチン首相が執筆
http://www.asahi.com/international/update/0602/TKY200906020389.html?ref=rss
>「ある人の悪い評判を誰かから聞いたというだけでその人を辞めさせてはいけない」とも主張。なぜなら「しばしば複雑な政治的争いが絡んでいるからだ」と語る。そうした場合には「ソ連時代の指導者と違って私は個人的に話をする。その人を部屋に呼び、目と目を合わせ、具体的にこういう不平がありますよと直接伝える。それが実際とは違うなら、どうか反論するようにと促す」と記している。

次に日本郵政の民営化は到底容易な仕事では有り得ないので、やはり正義の視点のみで判断するのが間違いです。郵政民営化は専門家の視点から見ても困難だと言われてきた事業です。西川社長は利益を出せる会社にするという観点から見て、経歴も申し分なく、反省点があるにしろ、これまでのところ上手くやっているのは明らかではないでしょうか。全銀システムへの接続も西川社長の強い意志によって、成し遂げられました。仕事もまだ途中であり当人も意欲があります。後任にと話がある人は優秀な方なのかもしれませんし、どうこう失礼なことを言うつもりもありませんが、正義のものさしに拘りがありすぎる鳩山大臣の目利きに関して言えば、この点疑っています。また、念のため付け加えておくと、なぜ郵政民営化をやったかと言えば、国の無駄遣いを減らすためです。郵政が国のお金を食いつぶす面もあったのは、専門的な見地から明らかとされていますし、実際そうでしょう。

更に言えば、ガバナンスの問題にしろ、コンプライアンスの問題にしろ、インタビュー・行動を見る限り、逃げずに対応しています。(かんぽの宿・お手盛り人事批判では私も鳩山大臣の主張が正しいように見える点もあったことは付け加えておきます)法令を犯したわけでもありません。

最も問題なのは、総理の意向に従わないと明言してしまっていることです。
asahi.com 政治 6月3日21時14分 総務相「総理の意向でも認可せず」 西川社長続投巡り
http://www.asahi.com/politics/update/0603/TKY200906030344.html?ref=rss
何のつもりか知りませんけど、大臣がマスコミの前で首相に従わないって言っていいんですか?論外もいいところです。私には鳩山大臣の方に問題があるとしか見えません。鳩山大臣か西川社長かどちらかが辞めざるを得ない騒動に、政局にしないとか言っていた鳩山大臣その人がしてしまいました。私の感覚では、鳩山大臣の方が辞めればいいのにと思ってます。結果がどうあれ、反政権交代論者として、自民党支持は揺るぎませんけどね。

実に実際的

2009-06-03 08:35:35 | 政策関連メモ
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090602/kor0906021716010-n1.htm
>朝鮮半島有事の際に北朝鮮の核施設や洞窟(どうくつ)内の長射程砲など地下軍事施設を破壊できるよう、レーザー誘導の特殊貫通弾(バンカーバスター)数十発が韓国軍に導入されることになった

これは北朝鮮軍部に非常に大きなプレッシャーを与えることになるでしょう。実に実際的です。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090602/kor0906021801011-n1.htm
>ミリバンド英外相は1日夜、産経新聞の取材に応じ、「長期的目標を達成するための6カ国協議とともに、(北朝鮮に対する)積極的な封じ込め戦略を強く支持する」と述べ、北朝鮮の核兵器・ミサイル開発に歯止めをかけるため大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)などを推進する考えを示した。同外相は「北朝鮮の危険で誤った行動に強い関心を持っている」と述べた上で、「英国は(北朝鮮の行動が)エスカレートするのを防ぐためにあらゆる手段が講じられることを支持している日本や韓国と利害を共有している」と日本の立場に理解を示した。

これは意外なニュースですね。イギリスは北朝鮮に資源とかで権益もあるし、某イギリスマスコミが日本の行動が過剰反応だとかほざきおるので、自分としては積極的な支持があるとは思っていませんでした。心強いですね。やはり技術的に核武装できないよう追い込んでいくことが最も効果的な手段のひとつでしょう。

体制崩壊はさほど心配する必要ないのではないかと思っています。何故なら、崩壊する前にはノコノコ出てくるでしょうから。別にこちらは体制崩壊させるとは言ってません。核武装は止めろと言っているだけです。体制保障が目的なら、出てこない必然性が薄いように思えます。外交交渉も無理にこちらからやる必要はないはずです。北朝鮮が決断を下さない限り、交渉しても意味がありませんから。決断を下せる状態になれば、自ら出ては来るでしょう。結局核武装できる希望がないことを理解させればいいのであって、体制存続策を検討しておけば、最終的には落ちるのではないかと思います。むしろ時間稼ぎを容認するかのような、従来どおりとりあえず従っておけば騙せるかのような、そうした意見が北朝鮮が勘違いする原因でしょう。これまでアメとムチでやってきたのは、それが効果的だからではなく、言いにくいことをハッキリ言うと、韓国の政治体制・世論の制約の要因が大きかったのではないでしょうか。アメリカも自国の問題がありましたし。考えてみれば、北朝鮮には大義がなさすぎで、これほど国際社会から同情されない国も珍しいでしょう。