政権交代論で疑問なのは、時々能力の低い政党に経験を積ませるという理屈が出てくることですね。ピンチの時にこれでは問題というのも、これまでにも言ったとは思いますが、ひとつにはあります。
もうひとつは、そういう面もあるにはあるだろうが、案外根本的なところが間違ったままになる可能性を指摘しておきます。村山政権で社会党はどれほど変わったでしょうか。社民党・民主党左派はどれほど変わったのでしょうか。韓国左派も同じように大事なところを理解していないように見えます。まあ、左派だけでなく、政局中心のものの見方(見るなとはいいませんが)をする人は、何遍政権交代したところで、成長はしないものと思います。
政策論争をすることによってのみ、世論全体の底上げがあり、ひいては良い政治家が育つものと思います。「変えなければならない」という言説のみが広まることは、それ自体が世論の底下げに直結するのであって、何故何をどのように変えるのか論争すること(要は政策論争ですが)でしか世論の成熟はないと見切れば、日本の政権交代論は実際問題世論の成熟に悪影響を及ぼしたと評価するほか無いと思います。
もうひとつは、そういう面もあるにはあるだろうが、案外根本的なところが間違ったままになる可能性を指摘しておきます。村山政権で社会党はどれほど変わったでしょうか。社民党・民主党左派はどれほど変わったのでしょうか。韓国左派も同じように大事なところを理解していないように見えます。まあ、左派だけでなく、政局中心のものの見方(見るなとはいいませんが)をする人は、何遍政権交代したところで、成長はしないものと思います。
政策論争をすることによってのみ、世論全体の底上げがあり、ひいては良い政治家が育つものと思います。「変えなければならない」という言説のみが広まることは、それ自体が世論の底下げに直結するのであって、何故何をどのように変えるのか論争すること(要は政策論争ですが)でしか世論の成熟はないと見切れば、日本の政権交代論は実際問題世論の成熟に悪影響を及ぼしたと評価するほか無いと思います。