小選挙区で選ばれた国会議員は、国民の多数意見(世論)を重視せざるを得ません。比例代表で選ばれた国会議員も、党のブランドを考え、実際は国民の多数意見に従う傾向があるように見えます。
中選挙区時代の影響もありますから、例外はあるでしょうが、日本は既にして民主的と言っていいと思います。
日本の現在の問題はむしろファシズムの方でしょう。日本民主主義は戦前ファシズム体制を生み、無謀な戦争に突入しました。国民性はそう簡単には変わりません。もう既に危険な兆候は出ていると思います。小選挙区制がそれを助長しているのは否めないところではあります。ただし、戦前の中選挙区制はファシズム体制を生んだわけですから、中選挙区制に戻せば解決するかは微妙でしょう。結局、国民性は変わっていません。
解決策としては、皆(という名の多数)が言うから正義と言う言説をファシズムとして否定するしかありません。ただし、多数決という手続き(議論がなされているはず)が問題と言うわけではないということに注意が必要です。厄介なのは国民の特性として、多数決は好きではないということです。好きなのは全会一致で、同調圧力が非常に強いのが問題です。これでは日本の民主主義は必然的帰結として、必ずファシズム体制に成らざるを得ません。日本の教育と指導者の見識(世論の後ろをついていくリーダーって形容矛盾です)が問われます。
私は、利益誘導政治は嫌いですし、中選挙区制はそのような傾向を助長したとも言えますから、小選挙区比例代表並立制は支持してきた経緯があります。小泉氏の手法も気にしていませんでしたし、郵政解散はシングルイシューですが、ライフワークという話もあり、当時さほど違和感は感じませんでした。しかし、今の民主党並びに世論という名の多数意見を振りかざすものは、全て違和感を感じます。主な理由が「みんながいうから」ではお話になりません。そこら辺の小学生でもできそうなものです。勉強してください。
最後に誤解を招かないよう書いておきますが、私は多数意見に拠ることを必ずしも否定していません(当たり前)。通常の多数決も否定していません(当たり前)。支持者に皆さんと問いかけることも否定していません(当たり前)。首相が適切な場で国民の皆さんと問いかけるのも否定していません(当たり前)。否定しているのは正義の最終的な根拠が多数であるという言説、とりわけ権力・その他あらゆる暴力がそれと結びつく場合です。近代国家はこれでは運営不能は明らかで、流れを逆転させないと、100%日本は自滅に向かいます。政治ブログでこれを看過してはならないでしょう。
参考までに/MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090330/stt0903300331002-n1.htm
中選挙区時代の影響もありますから、例外はあるでしょうが、日本は既にして民主的と言っていいと思います。
日本の現在の問題はむしろファシズムの方でしょう。日本民主主義は戦前ファシズム体制を生み、無謀な戦争に突入しました。国民性はそう簡単には変わりません。もう既に危険な兆候は出ていると思います。小選挙区制がそれを助長しているのは否めないところではあります。ただし、戦前の中選挙区制はファシズム体制を生んだわけですから、中選挙区制に戻せば解決するかは微妙でしょう。結局、国民性は変わっていません。
解決策としては、皆(という名の多数)が言うから正義と言う言説をファシズムとして否定するしかありません。ただし、多数決という手続き(議論がなされているはず)が問題と言うわけではないということに注意が必要です。厄介なのは国民の特性として、多数決は好きではないということです。好きなのは全会一致で、同調圧力が非常に強いのが問題です。これでは日本の民主主義は必然的帰結として、必ずファシズム体制に成らざるを得ません。日本の教育と指導者の見識(世論の後ろをついていくリーダーって形容矛盾です)が問われます。
私は、利益誘導政治は嫌いですし、中選挙区制はそのような傾向を助長したとも言えますから、小選挙区比例代表並立制は支持してきた経緯があります。小泉氏の手法も気にしていませんでしたし、郵政解散はシングルイシューですが、ライフワークという話もあり、当時さほど違和感は感じませんでした。しかし、今の民主党並びに世論という名の多数意見を振りかざすものは、全て違和感を感じます。主な理由が「みんながいうから」ではお話になりません。そこら辺の小学生でもできそうなものです。勉強してください。
最後に誤解を招かないよう書いておきますが、私は多数意見に拠ることを必ずしも否定していません(当たり前)。通常の多数決も否定していません(当たり前)。支持者に皆さんと問いかけることも否定していません(当たり前)。首相が適切な場で国民の皆さんと問いかけるのも否定していません(当たり前)。否定しているのは正義の最終的な根拠が多数であるという言説、とりわけ権力・その他あらゆる暴力がそれと結びつく場合です。近代国家はこれでは運営不能は明らかで、流れを逆転させないと、100%日本は自滅に向かいます。政治ブログでこれを看過してはならないでしょう。
参考までに/MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090330/stt0903300331002-n1.htm