観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

北沢俊美防衛相の株も下がった

2010-01-08 09:18:49 | 護憲勢力と仲間達
asahi.com 政治 1月7日6時39分 「予算成立後、一気に普天間解決を」防衛相、首相と一致
http://www.asahi.com/politics/update/0107/TKY201001070002.html?ref=rss

>来年度予算成立後に普天間問題の解決に一気に取り組むことで首相と考えが一致したという。

名護市長選をまたぐことを知らないはずがありません。名護市長選がどうあれ、政権の出した答えに従っていただくというなら、可能かどうかは別として立派な意見だと思いますが、そうではないでしょう。要は衆院選の選挙運動から辺野古案明確否定候補支持まで民主党自ら放火した責任は取らないと一致しただけの話です。

MSN産経ニュース(同盟強化目指す-防衛相)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100104/plc1001041523010-n1.htm

>米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題については「米国および沖縄県民の理解を得られるよう適切な移転先を決定する」と強調。

抽象的な言葉で誤魔化しているだけのように見えます。移転先があればいいのですが、辺野古以外に現実的な選択肢は衆目一致してない以上、自らの所属政党が退路を断っているのではないかとの至極現実的な懸念に答える義務があると思います。また、普天間現状維持になった場合、沖縄県民を説得できるのか、あるいはやはり海兵隊撤兵をコソコソ狙っているのか説明責任があるはずです。

民主党は海兵隊撤兵を狙って仕掛けてくるのでは

2010-01-08 07:35:06 | 護憲勢力と仲間達
MSN産経ニュース(【正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 「日米」強化に米国の忍耐を期待)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100108/amr1001080232000-n1.htm

>普天間移転の問題が解決しなくても、それは現状が続くだけで、米側は失うものは何もない。普天間返還の合意以来、15年間、事故は、人身事故を伴わないものが1回あっただけである。また、もし万一事故が起こってもその責任は米側になく、解決を延ばした日本側にある。

誠に正論と思いますが、移転案が上手くいかなかった場合、現状が続くかどうかは疑問ではないでしょうか。辺野古移転案を葬った後は、民主党は普天間が危ないとか言い出すというか、海兵隊の撤兵を狙っているのだと思います。これは韓国の危険を招くと共に、国際的に認められていないがゆえに直接支援することが難しい台湾の危機に大きな影響があるでしょう。同じ民主主義国を支援しない(民主党はこれまでの言動からその機能を自ら果たすということは期待出来ないようにしか見えません)ことは、私には自分で自分の首を絞めているように見えます。

辺野古移転案は当に普天間(市街地)の危険を除去するということで、橋本政権(自民党政権)が決めたアイディアで、反自民なら何でもいいという狭い了見で自縛自棄になっているにすぎないのだと思います。

普通にみて、後でこんなはずではなかったとアメリカが言い出すことを懸念せざるを得ませんから、鳩山政権の真意(針の穴ロープが失敗した時、現行移転案を実行できるのか、現状(普天間)維持を容認するのか)を確かめておくべきでしょう。まさか本当に針の穴ロープに自信を持っているわけでもないはずです(いくら茶化していても本気で連中がそこまでアホだと思っているわけではありません)。

私が普天間問題で記事をシツコク書くのは、こういうコソコソした日本的な(?)独りよがりが大嫌いであるからです。交渉したければ、堂々理路整然と交渉すればいいわけです。何を考えているか分からない日本を返上することが日本外交を向上させる第一歩でしょう。連中がこの問題に真摯に取り組むまで何遍でも繰り返すつもりですが、一連の普天間問題を素直に見れば、どう見ても可能性が薄く(何処に移転するつもり?)、その結果、人命軽視(命を守る予算とか笑わせる)にならざるを得ず、それを回避するため、日本だけでなく、東アジアの安定と平和も守らない(話し合いだけでどうにかなると信じているようにも見える)という選択を取るように思えるので、これは正しく大問題だなと思うわけです。民主党が何か違うと言うなら聞いてみたい。

正義の戦士が被害を訴えています

2010-01-08 06:00:59 | 注目情報
MSN産経ニュース(【主張】調査捕鯨 無法な妨害に断固措置を)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100108/asi1001080253001-n1.htm

>SS側は「静止していたのに突然衝突された」と主張している。しかし、SSの抗議船は異常接近や進路横断のほか、異臭がする薬品入りボールを撃ち込んだり、目に当たると失明にもつながりかねないレーザー光線の照射も繰り返していた。執拗(しつよう)な妨害の結果の衝突であるのは明らかだ。

報道ではSS側が豪・新政府を巻き込んで(?)被害を主張してるようなのですが、私もSSのような露骨な過激派に被害者面されてもなぁという気はしていました。いずれにせよ真相は解明しなければいけないので「アディ・ギル号」でググって見ると・・・、驚くほど自業自得のように見えます。放水を受けているにも関わらず体当たりしてきて、勝手に壊れて勝手に沈んだだけではないでしょうか。蛇足ですが、アディ・ギル号導入の自己紹介映像を見て、あまりの格好よさというか陶酔ぶりに残念ながら一人で笑ってしまったことを、ここに告白します。何でしょうか。我々は正義の戦士シー・シェパードの敵、巨悪イエローモンキーなのでしょうか。

>調査捕鯨は国際捕鯨委員会(IWC)の決定に基づく合法的な活動である。にもかかわらず、SSは日本の船団に対し、3年前から再三にわたって衝突やスクリューにからませるロープを流すなど危険な妨害活動を続けている。無法にも捕鯨船団の船に乗り込んできたケースもあった。

・・・

>無法にも捕鯨船団の船に乗り込んできたケースもあった。

乗り込んできたら現行法・現行解釈でも余裕でダメではないでしょうか。リアル犯罪以外の何ものでもないように見えます。オーストラリアには独自の主張もあるようですが、南極海という公海上で豪・新両国が何か自分の庭と言わんばかりの言動を繰り返すのも誠に解せません。

>対抗措置をとらない日本、と見透かされていることが今回の事件の背景である。

私もそう思います。彼らが一種の殉教者になることも警戒しなければなりませんが、対抗措置を国として考えていくべきだと思います。

タイミングが不審ではありますが

2010-01-08 04:54:21 | 注目情報
MSN産経ニュース(民主党 政党助成金などを野党に重点配分 小沢幹事長が主導)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100107/stt1001070139001-n1.htm

>民主党は6日、国会改革の一環として、政党助成金や立法事務費などを自民党など野党側に重点配分する方針を固めた。野党の活動を支援することで、国会審議を活性化させるのがねらい。小沢一郎幹事長が主導して検討を進め、18日召集予定の通常国会で関係法改正を目指す。ただ、ライバル自民党を利することになるため、民主党内では小沢氏らの真意をいぶかしむ声が出ている。

民主党内がどうだか知りませんが、自民党サイドにいても大変不審に思います。本当に決まるなら、(変な権限を渡さない)野党主導ということで、これはこれでいいことと思いますが、出来るでしょうか。どんな交換条件があるかも分かりませんし、決まらないとなんとも言えないところもあるのですが。また、指摘しなければいけないのがタイミングの悪さです。小沢氏・鳩山氏の政治資金の問題がヒートアップしてきてからですから、これで追及の手を緩めたように見えると、何か変な勘ぐりをされかねません。穿った見方をすると、自民党の支持率を落とす策略のように見えなくもないんです。変な勘ぐりを避けるには野党有利をシステムに内蔵して、個人の裁量を減らすしかないでしょう。

世論の誤解は解かなければ

2010-01-08 04:28:17 | みんなでやろうぜ
自民党は埋蔵金はないと言ったことを改めて反省した上で、積極的に関与した方がいいと思います。おそらく増税に賛成でない世論は埋蔵金を当てにしているのだと思います。残念ながらこれは誤りで、社会保障費の自然増に対応するためには増税以外の選択肢はちょっと考えられません。そして増税のタイミングは景気を見ながら、政策的にベストのタイミングで行うのが良いのだろうと思います。

天下り問題も然りで、積極的に関与した方がいいと思います。人材面においては官公庁で官僚を使うことは、民主党も昔の主張に頬かむりをして使っている(舌先三寸とはこのこと)ように、有力な選択肢であることは明らかですが、要らない団体があれば整理して借金の返済や景気の下支え(経済成長促進も兼ねれば言うことない)に使うことは、必要なことでしょう。自民党がこれまでやってきたことでもあります。

埋蔵金実態調査は要注目

2010-01-08 02:56:44 | 護憲勢力と仲間達
asahi.com 政治 2010年1月7日13時27分 菅財務相、予算執行過程公開へ 埋蔵金実態調査も
http://www.asahi.com/politics/update/0107/TKY201001070183.html?ref=rss

>菅直人副総理は7日午前、財務相就任にあたり、「いろんなところに『隠し金庫』があるとすれば、それをオープンにする」と述べ、特別会計などに眠る「埋蔵金」の実態を公開する考えを表明した。

これだけで済めばの話ですが、とてもいいことだと思います。でも残念ながら、民主党は政策的にオープンにすることに価値があると思っているわけではなく、これまで見てきたように本質的に党利党略にしか興味がないように見える(記事にしますが最近になって小沢氏はそうではないと野党に有利なこともするとのことです)ので、これに伴う現実的な懸念があります。

①埋蔵金と言われる特別会計の剰余金・積立金ですが、特別会計にはそれはそれで意味があるので、余っているのだとということを説得力を持って示さなければならない。

②埋蔵金と呼べるものはあるのだろうが、ヘソクリの類にすぎないのであって、民主党マニフェストにあるような恒常的な大バラマキに使うのは致命的な大間違い。(民主党時限爆弾問題)

①も大事ですが、民主党は自ら作った勢いに飲み込まれる傾向がございますので、②の大間違いを犯す大きな力になる可能性が非常に高いわけです。で、自ら退路を断ったくせに、いつもの「自民党が~」で増税をするつもりなんでしょう(民主党が危なくした後に増税のタイミングが来ているかどうかも定かではありません)。