MSN産経ニュース(普天間「決断、知事にお願いするかも」 平野官房長官、会談で表明)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100109/plc1001092116011-n1.htm
>「知事…。私の方も知事の決断をお願いするかもわかりません」
>9日午前。沖縄県庁6階の知事応接室では仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)知事と向かいあっていた平野博文官房長官が突然、こう切り出した。
>政府の迷走にすっかり「県外移設論」に傾いていた知事は一瞬凍り付いた。
>政府の最終結論は、知事が否定する「県内移設」かもしれない-。平野氏の発言をサインだと理解した知事は「恐ろしいですね…」とつぶやいた。
これは分かり易い。確かに恐ろしい。仲井真知事の主張並びにこれまでの経緯(他の県内はもっと無理)を理解していれば、決断の意味は遠まわしの「辺野古にしたから気持ちは反対だろうが合意してね」ということでしかありません。しかし、鼻の効く(?)平野長官はこう逃げます。
>平野氏は同日夕、記者団に発言の真意を聞かれ「これで決めたから(知事に)飲めという意味ではない」と語った
じゃあ、どういう意味さ。
>社民党は「辺野古は自然の宝庫」(阿部知子政審会長)と断固反対で、民主党の小沢一郎幹事長も「沖縄のきれいな海を汚してはいけない」と繰りかえす。選挙結果を受け入れにくいムードがある。
何遍でも書きますが、それは衆院選の時、その後も民・社・国は県外移設を中心に、辺野古案見直し(自民党政権の否定)ということで散々吹いてますから。今更ゴメンナサイは言いにくい。この記事には書いていませんが、反対派候補の公認をしてしまっている(取り消しのニュースは確認できていません)という問題もあります。
>防衛省の長島昭久政務官は9日、拓殖大学海外事情研究所主催のシンポジウムで「市長選の結果が(辺野古案)推進の方向に出ても実行には相当な覚悟と困難を伴う」と指摘する。県外移設の期待が高まる中で辺野古移設を進めれば、反対派が建設阻止行動を激化させかねないからだ。
だから、民・社・国の辺野古否定のムード作りが党利党略で問題であり、解決するためにはゴメンナサイをして(これまでの主張の誤りを認めて)悪者になった方がいいと言っています。それで済まなくなっている可能性もあるのかもしれませんが、それは正しく煽った人の責任でしょう。
>長島氏は9日のシンポジウムで、こう語った。
>「現行案より良い案が出てこない限り、米国は受け入れることはない。ということは、いまの普天間飛行場の危険性は継続する…」
それはそれで問題だということです。デリケートな問題を民・社・国が大した考えもなしに政争の具にしたから、こうなってしまったと。社民がその中でも強硬ってのは分かりますが。いずれにせよ、私は自民党(野党)支持者ですから遠慮なく、政権を担当する民主党が政策的な間違いを認めて辺野古移設案を進めればいいんじゃないかという線で、行ける所まで行かせてもらいます。
以下話はそれて蛇足の人物評になりますが、民主党の防衛族の中で長島氏の政策的な正直ぶりは私は好感が持てるところがあります。妙に(政策的に)シンクロするところがありますから。
MSN産経ニュース(「普天間県外移設」を批判 長島防衛政務官「あっち行けといえるか」)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091208/stt0912082002010-n1.htm
彼の意見は政策的にはほとんど違和感を感じたことはありません。ソマリア海賊問題当時も正直にしゃべって、「小沢外交政権取れば豹変」発言(時事2月4日)で、政局的な意味で総スカンをくらったことがあります。実際には豹変しなかっので、政局的な空気を読む力はゼロに近いのかもしれませんが、そこに面白みを感じます。
民主党防衛族の代表格前原氏は最近は違うみたいですが、県外移設を言った(12月 4日ロイター)ように、多分苦手なのに変に空気を読むからでしょうが、時々あれっと思うことがあります。それはつい先日記事にしましたし、(専門家ではないからかもしれませんが)八ツ場ダムでも党の意見に従い失敗しているように見えます。
北沢氏は大臣として(間違った)内閣の方針に配慮しているだけなのかもしれませんが、空気を読みすぎで、大臣としては政策的信念に欠けるきらいがあるような気がします。どうも政策的にこうだと引っ張る感じがないので物足りなさがあるということです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100109/plc1001092116011-n1.htm
>「知事…。私の方も知事の決断をお願いするかもわかりません」
>9日午前。沖縄県庁6階の知事応接室では仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)知事と向かいあっていた平野博文官房長官が突然、こう切り出した。
>政府の迷走にすっかり「県外移設論」に傾いていた知事は一瞬凍り付いた。
>政府の最終結論は、知事が否定する「県内移設」かもしれない-。平野氏の発言をサインだと理解した知事は「恐ろしいですね…」とつぶやいた。
これは分かり易い。確かに恐ろしい。仲井真知事の主張並びにこれまでの経緯(他の県内はもっと無理)を理解していれば、決断の意味は遠まわしの「辺野古にしたから気持ちは反対だろうが合意してね」ということでしかありません。しかし、鼻の効く(?)平野長官はこう逃げます。
>平野氏は同日夕、記者団に発言の真意を聞かれ「これで決めたから(知事に)飲めという意味ではない」と語った
じゃあ、どういう意味さ。
>社民党は「辺野古は自然の宝庫」(阿部知子政審会長)と断固反対で、民主党の小沢一郎幹事長も「沖縄のきれいな海を汚してはいけない」と繰りかえす。選挙結果を受け入れにくいムードがある。
何遍でも書きますが、それは衆院選の時、その後も民・社・国は県外移設を中心に、辺野古案見直し(自民党政権の否定)ということで散々吹いてますから。今更ゴメンナサイは言いにくい。この記事には書いていませんが、反対派候補の公認をしてしまっている(取り消しのニュースは確認できていません)という問題もあります。
>防衛省の長島昭久政務官は9日、拓殖大学海外事情研究所主催のシンポジウムで「市長選の結果が(辺野古案)推進の方向に出ても実行には相当な覚悟と困難を伴う」と指摘する。県外移設の期待が高まる中で辺野古移設を進めれば、反対派が建設阻止行動を激化させかねないからだ。
だから、民・社・国の辺野古否定のムード作りが党利党略で問題であり、解決するためにはゴメンナサイをして(これまでの主張の誤りを認めて)悪者になった方がいいと言っています。それで済まなくなっている可能性もあるのかもしれませんが、それは正しく煽った人の責任でしょう。
>長島氏は9日のシンポジウムで、こう語った。
>「現行案より良い案が出てこない限り、米国は受け入れることはない。ということは、いまの普天間飛行場の危険性は継続する…」
それはそれで問題だということです。デリケートな問題を民・社・国が大した考えもなしに政争の具にしたから、こうなってしまったと。社民がその中でも強硬ってのは分かりますが。いずれにせよ、私は自民党(野党)支持者ですから遠慮なく、政権を担当する民主党が政策的な間違いを認めて辺野古移設案を進めればいいんじゃないかという線で、行ける所まで行かせてもらいます。
以下話はそれて蛇足の人物評になりますが、民主党の防衛族の中で長島氏の政策的な正直ぶりは私は好感が持てるところがあります。妙に(政策的に)シンクロするところがありますから。
MSN産経ニュース(「普天間県外移設」を批判 長島防衛政務官「あっち行けといえるか」)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091208/stt0912082002010-n1.htm
彼の意見は政策的にはほとんど違和感を感じたことはありません。ソマリア海賊問題当時も正直にしゃべって、「小沢外交政権取れば豹変」発言(時事2月4日)で、政局的な意味で総スカンをくらったことがあります。実際には豹変しなかっので、政局的な空気を読む力はゼロに近いのかもしれませんが、そこに面白みを感じます。
民主党防衛族の代表格前原氏は最近は違うみたいですが、県外移設を言った(12月 4日ロイター)ように、多分苦手なのに変に空気を読むからでしょうが、時々あれっと思うことがあります。それはつい先日記事にしましたし、(専門家ではないからかもしれませんが)八ツ場ダムでも党の意見に従い失敗しているように見えます。
北沢氏は大臣として(間違った)内閣の方針に配慮しているだけなのかもしれませんが、空気を読みすぎで、大臣としては政策的信念に欠けるきらいがあるような気がします。どうも政策的にこうだと引っ張る感じがないので物足りなさがあるということです。