観測にまつわる問題

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自衛隊を自衛のための戦力だと認めることこそ平和を守る近道である

2016-09-05 02:53:38 | 護憲勢力と仲間達
蓮舫・前原誠司・玉木雄一郎氏、「9条」で対立…改憲論議には積極姿勢(産経ニュース 2016.9.4 21:29)

>戦力の不保持を定めた9条に関しては、前原氏が「1、2項は変えず、3項に自衛隊の位置付けを加えることを提案したい」と述べたのに対し、蓮舫氏は「平和主義は守る」と条文の維持を求めた。玉木氏も「海外で自衛隊の武力行使を認めるような9条改正は反対だ」と述べた。

前原氏がもうちょっとマシなことを言うかと思ったが、正直期待外れな部分がある。1,2項を残したまま、3項に自衛隊の位置付けを加えても、1,2項と3項の間に矛盾が生じてスッキリしないと思うのだが。自衛隊を認めるなら、自衛のための戦争は認めるとする他ないのでは。加えてPKOなどの海外派兵(平和維持活動)も追認しておけば良い。とりあえず現状維持でいくなら、通常の海外派兵を禁じておけば足りるのではないか。解釈の余地のないよう厳密に条文を書いておけば、変な解釈をする人もいなくなるし、平和主義という意味で現状維持したまま、国民に分かり易い憲法になって良いと思う。

ただ、左派の狙いは、中韓の工作の一環で、自衛隊が戦力でないという足枷をかけて弱体のままでいさせるということだと思う。スパイは正直死んでほしい。前原氏も自衛隊が戦力でなくていいとは、左派政党の雰囲気に日和ったのかという感じだ。今からでも撤回して、もっとマシな案を出してほしい。

今回の憲法改正では安倍政権のやる気から、9条はいいかなと思っていたが、欲が出てきた。9条の改訂を絡めると左派の反発を招き、憲法改正が難しくなるのは確かだが、自衛隊が自衛戦争や平和維持活動しかしないとしても、戦力として認められるかどうかは大きいと思う。自衛隊の行動(ウィキペディア)は国内法的なポジティブリストで、世界的に異様な「軍隊」と言え、ここを改革するのが、日本の自衛力・抑止力を高め、平和を守る本丸ではないのか。左派は自衛隊がポジティブリストの異様な軍隊であるメリットを説明してほしい。単に自衛隊を弱体なままでいさせることが目的なのだとしたら、それは日本と紛争のある中韓の回し者スパイと何が違うのかと言いたい。安倍政権はせっかく参議院選で大勝したのだから、難しいがやりがいのある課題にチャレンジしていいのではないか。憲法改正は確かに自民党の悲願かもしれないが、業績のためだけに、あたりさわりのない改憲だけしても意味が薄いし、次のチャンスが何時になるかも分からない。中国や北朝鮮が侵略を待ってくれるとも限らないのだから。