観測にまつわる問題

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トヤマエビ

2017-11-12 13:41:42 | 日記
保守速報で独島エビはトヤマエビだという指摘が。ソースはTBSで何ものか分かりませんが、韓国人が指摘したようです。良く見つけてくるなと思わなくもありません。

朝鮮日報にはボタンエビと書かれていましたが、トヤマエビなら日本海に多くいるようで(特に富山湾で多く獲れるからトヤマエビだそうです)、ボタンエビ扱いするコメントもあるようですが、ボタンエビとトヤマエビは棲息地に違いがありますから、筆者は区別した方がいいような気はします。また、竹島周辺で獲れたからと言って(それも怪しい気はしますが)、独島エビと名付けて高値で販売するのは一種の詐欺のように見えます。性格が捻じ曲がっている文大統領周辺の左翼活動家の悪ふざけでエビを出したんでしょうね(元慰安婦度に独島エビ…度を越した悪ふざけはもはや切ない 産経ニュース 2017.11.11 11:00)。

トヤマエビ

>トヤマエビ Pandalus hypsinotus はタラバエビ科に分類されるエビの一種である。

>日本海の全域からベーリング海にかけて生息する、寒海深海性のもので、水深100mー200m程度のところに棲む。水深350mまでとしている書物もある。 富山湾で大量に漁獲されるためにこの名がある。

>標準和名としては「トヤマエビ」で、標準和名「ボタンエビ」のPandalus nipponensis とは別だが、一般にはボタンエビとも呼ばれることがある。ほか、「タラバエビ」、「キジエビ」と呼ぶ所もある。

ボタンエビもタラバエビ科タラバエビ属ですが、棲息地が太平洋に限られるようで、種が違うようです。ウィキペディアを信じるならば(出典がありませんが)、トヤマエビは一般にボタンエビと言われることもあるようですが、様々な呼び名もあるようですね。棲息地が違うから、この混同がそれほど問題になっていないのでしょうが、違う種で違う産地のエビを同じ呼び名で呼ぶことが適切とは思いにくいところです。

北朝鮮考(11月12日)

2017-11-12 12:00:19 | 政策関連メモ
米国務相は交渉ではなく対話だと言っているようです(米国務長官:北朝鮮はある時点で対話開始に合意すると予想 ブルームバーグ 2017年11月10日 17:24)が、これは中国・ロシアが対話を言ってきたこととも関係があると思います。核放棄交渉をしたいと言っている訳ではなく、ただ話し合おうと言っているだけなのですから、金委員長に拒否する理由はないようにも見えます。

筆者はアメリカの見解「独裁者が核兵器を手にするなら全ての人に関わる問題だ」を重視し、独裁国家であるところの北朝鮮が非核国家に向かう可能性を考えてみたいと思います。

この考えを進めてみるに当たって重要なのは、北朝鮮の国家目標です。北朝鮮の国家目標が体制維持にあるのであれば、妥協は可能でしょう。アメリカは度々北朝鮮に核以外は大して興味が無いとメッセージを送っています。本音だと思います。米朝関係は疑心暗鬼ですが、対話を繰り返せば本音は伝わるはずです。国境を接する同民族の韓国も自国防衛に興味はあっても、北朝鮮侵攻にさしたる興味がないように見え、これも関係改善するのは不可能ではないと思います。寧ろ対話開始に積極的過ぎるぐらいなのは皆分かっているでしょう。それだけ首都を人質にとっていることは大きいのだと考えられます。国際情勢を知っている人で日本が今更韓国の頭越しに北朝鮮を攻めるなんて考えている人がいるとは思えず、これも誤解があれば解くことは可能です。中国・ロシアはもこれまで支えてきましたし、アメリカと同じく北朝鮮を狙う大した理由もありませんから、その疑いを解くことも可能です。核なんてなくても体制を維持している国は腐るほどあります。北朝鮮は冷静になってもう一度考えるべきでしょう。アメリカが空爆をするというかつての話は幻じゃありませんが、まさに北朝鮮の核開発が関係しています。今回のトランプ政権の行動も同じケースです。事実を端的に述べると、明らかに北朝鮮の核開発が戦争の危機を呼び込んでいます。アメリカという国は、同盟国を守る意志はあると思いますが、同盟国の潜水艦が沈められても、同盟国が砲撃されて死者が出ても、それを持ってただちに全面戦争を開始する国ではありません。アメリカの意志はブレているように見えますが、実際のところ一貫しているところもあって、北朝鮮のような独裁国家に核は持たせないということです。北朝鮮はアメリカ本土及び同盟国に対する核攻撃を然したる理由も無く示唆していますから、これは当然のことでもあります。パキスタンとはいざこざがありますが、米軍基地はありますし、インドは何だかんだで国際ルールを守るところがあって、北朝鮮のような無茶苦茶をしたという話を聞いたことが無い民主国家です。北朝鮮はアメリカを知り歴史を知り自身にとって適切な行動をすることを考えるべきでしょう。また、自分を知ることも大切です。アメリカが北朝鮮を倒して(核攻撃を防ぐ以外に)どんなメリットがあるのですか?鉄砲玉が命の保障を求めるのであれば、鉄砲玉であることを止めるしかありません。

北朝鮮という閉じられた独裁国家の現状は良く分かりませんが、国家目標が体制維持ではないというか、体制維持に侵略が含まれている場合が厄介です。例えば、中国は南シナ海において九段線の中は自国領と主張し、侵略を防衛と言い換えているところがあります。自国の範囲を広く設定すれば、防衛を理由に侵略を行うことは可能なんですね。やはり赤化統一が北朝鮮の国家目標ではないかという疑惑を払拭しなければなりません。何故なら体制維持が韓国侵略を意味するなら、有効な武器である核の放棄は有り得ないということになるからです。アメリカに同盟国を守る義務はありますから、北朝鮮が韓国を侵略する意図があるなら(というかその意図があることは既に数々の先制武力行使やテロによって実証されているように思えますが)、やはり戦争の可能性は否定できないということになるでしょう。米韓が北朝鮮の体制を脅かすゆさぶりをかけるのも、これによって正当化されていると思います。北朝鮮は口先ではいろいろ言いますが、専守防衛国家とは全く見られていません。中国もロシアも半島で戦乱を望んでいないと言っています。現状維持で手を打つ用意はできている訳で、北朝鮮だけが独り違うことを言っています。北朝鮮は赤化統一を理由に戦乱を望む意図があるのだとしたら(そう見えますが)その転換はせねばならず、体制維持に関わるからそれはできないと言うのであれば、中露を含む国際社会から総スカンをくらうなり、アメリカの軍事行動を誘発するなりして、体制が終わることになると思います。

韓国も統一部がありますし、同民族ですから、北朝鮮には侵略の野望があるように見えているかもしれません。こちらは侵略の意図を隠さないが、お前は侵略するなと言っても中々通じませんから、韓国自身が考える必要もあるでしょう。

日本は拉致被害者奪還で戦争をする動機があるように見えるかもしれませんが、少なくともこれまでのところ、実際問題拉致を理由に(テロリストに度々邦人は拉致されている訳ですが)戦争を起こしたことはありませんし、その体制にありません。ですから、北朝鮮に日本に対する疑いがあるのだとすれば、杞憂だと思います。仮に拉致問題を理由に戦争を起こす国に変わると仮定しても、民主国家ですからその体制を国際社会に察知されないよう変えることは不可能です。つまり日本をウォッチさえしていれば、対応することは十分可能です。日本は今のところ北朝鮮の出先機関を容認しています。仮に北朝鮮を追放すると仮定しても、中国・ロシアと関係を絶つ気配はありませんから、北朝鮮が中国・ロシアと関係を断たねば、自分の目で確認した訳ではないという危険性はあっても、情報が全く入ってこないということはありません。このまま北朝鮮が制裁を誘発するような行動をしている限り、日本の情報を自分でとることが難しくなってきますし、経済再建が成らなければ、軍事強化もできなくなることに注意が必要でしょう。ひとつだけ日本が考えなければならないのは、最後の一人までの救出を断固言い続ける限りは、北朝鮮が妥協できないということです。亡くなった方の救出はできませんし、記録があるとも限りませんし、記録があってもそれを我々が信じることができるとも限りません。北朝鮮が妥協できないということは、新たな進展がないということで、寧ろ拉致被害者に酷であるということも考えられます。

体制転換せずに暮らしていけるのが楽だとは思います(その割にはわざわざ度々摩擦をおこしていますから、本音は疑っていますが)。ですが、核放棄をすることによるメリットもあります。文とかいう人は皆親北だと指摘していますよね。韓国は北朝鮮とは比較にならない経済力があります。同民族ですから、国民に同情もあるでしょう。中国は改革解放で実績をあげています。核さえ諦めれば、経済的に大きなメリットがあるようにも見えます。

独裁者の命だけが重要なのであれば、亡命(ウィキペディア)という手法もあります。例えば、スイスの意向は知りませんけれども、永世中立国で金正恩氏が学び育った国があります。