三電計装株式会社の社長日記

無線通信分野での事業を通して四国を元気にしたいと思っております。

電気自動車

2008-08-08 09:06:03 | Weblog
今朝の日経新聞によると、東京電力では首都圏で電気自動車の充電拠点整備に乗り出すとなっており、2009年度に最大200ヶ所、3年程度で約1000ヶ所に増やすとなっています。また、三菱自動車では来夏にも電気自動車を発売としています。凄いのは、5分の充電で40Km・10分の充電で60Km走行できるということで、近場しか走行しない車両ではいきなり利用できそうです。家庭や事業所で使う場合は1回の充電で160Km走行することができるそうです。夜間の安い電気で充電すると、1Km走るコストは1円とガソリンの1/10以下で済みますし、CO2も7割程度減らせます。

そういえば、ホンダが住宅用太陽光発電事業に乗り出しました。そこで、全国の販売店(販売拠点)作りのため、ホンダの担当者が当社へ訪問してくださったことが以前ありました。その時なぜホンダが太陽光発電をするのかといえば、ホンダは車やオートバイの製造メーカーで製品は全て化石燃料で動くためCO2をたくさん放出してしまいます。これでは、地球環境に良くないため太陽光発電事業を通して、将来的には太陽光発電で発電した電気を電気自動車に充電しそれで走行すればCO2を発生しないためそれをやりたいとの事でしたし、これを実践できれば車の燃料代が0円となります。
結局販売店の条件が、建築会社的な会社になったため当社のような電気関係の会社は漏れてしまいました。まだホンダの太陽光発電はコスト的にも高くノウハウもあまり無いため、ホンダマニアしかしばらくは設置しないでしょう。

これから電気自動車が普及しコストもそれなりに下がって走行距離が伸びてきたら、ガソリンスタンドのような電気スタンドで充電もできますし、会社や家庭でも充電できるようになりますのである時期から一気に普及が加速するような気がします。
しかし、これから諸問題も多く噴出してくるとも思われます。まずは、電気自動車は自治体など一部の車両で以前から採用されていましたが、エンジンが無いため走行音が静か過ぎるので車が来ても気づくのが遅いのです。このあたりの問題と、昨日のように、阪神高速で13Kmもの渋滞が発生した場合はどうなるのか?道路工事など事前に知らせてくれる道路規制による渋滞なら対処できますが、突然の事故での渋滞の場合では電池の持ちがどうなるのか?都会の高速のPAやSAでいつも車両が多い場所では、燃料補給より現時点で充電時間が長いことが想定されるためただでさえ車両が多いのに、充電待ち車両だらけになって大変な事態が想定されますし、それを我慢できずに走行していて電池切れで立ち往生してしまう車両が多く発生することも想定されます。
また、ガソリンスタンドのような燃料供給会社の問題などありますが、電気自動車の技術をいち早く普及させ技術力をどんどん上げることが出来れば、自動車メーカーが輸出でも儲かり国益に貢献することが出来ると思いますので、資源が無い日本は早く普及さすべきだと思います。


コメント
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