ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

食事は頭で食べましょう

2022-12-06 06:37:31 | エッセー

 心の安定度を表す尺度があり、それは1-5までの数値があるようです。

1は精神が安定した状態で「気持ちが穏やかで、明るく、やさしく協調性がある」

ですが、5は「攻撃的、精神不安定、短絡的、感情的」です。

 昭和30年代から40年代にかけては、このテストの日本人の平均は4・7と大変穏やか

でした。ところが、同じテストを現代の若者に行うと、この得点は何と2・7と大変

下がっていたそうです。この得点はいつもキレかかっている状態なのだとか。

 その原因はと調べたら、肉類を多く食べているために、多分無機質(ミネラル)不足で

あると考えられたとか。それは若者の現在の食事は、今から4・50年前の食生活とは

まったく変わってしまったからです。そのため、昔と比べるとミネラルの摂取量は

何と三分に一に減ってしまったのです。

 

「キレる」とは、怒って興奮する状態ですが、その時にはアドレナリンというホルモンが

分泌され、内臓の血管が拡張し、血圧を上昇させて、全身をカッカとさせます。

そのため平常心がなくなり、衝動的な行動をするのだそうでうす。体の中に存在し栄養と

して欠かせないミネラルは、マグネシューム、亜鉛、よう素など16種類です。

 豆類、種実類、魚介類、海藻類、野菜類、穀類などあらゆる食品に含まれていますが

肉ばかり食べていると、ミネラルが不足して、そのため情緒が不安定になり、キレやすく

なるのでしょう。

ちなみに野菜が好きな人は、大抵穏やかでやさしい人が多いそうですよ。

 (多分私もナーンテ)また動物もライオンや豹など肉食動物は、瞬発力はある

けれど走行距離は短く、キリンや馬など草食動物は、瞬発力はありませんが、車で

追いかけた実験では、ライオンや豹などはすぐに走れなくなるのに対し、キリンや馬

など草食動物は何時までも走っていて、それは持久力の違いだそうです。

 もしかしたら、人間にも当てはまるのではないでしょうか?

 タンパク質類は、肉類、魚貝類、豆類(お豆腐、納豆、厚揚げなど)乳製品(チーズ

バター、牛乳など)卵、大まかにわけられますが、それに野菜類、果物類などいろいろな

種類をバランスよく食べると、ミネラル不足は解消され、真の健康度が保てるでしょう。

 そんな意味では、ちょっと手間はかかりますが、家庭の手づくりのお食事がベスト

ではないでしょうか?私は忙しくても、食事は必ず手づくりですが、多分そのお陰で

末期高齢でも健康度が高いのだと思います。食べることは人間の第一欲求で、エネルギーの

供給だけではなく、精神的にも大きな関りもべるあるのです。

 まだお若い方も、ぜひ毎日の食生活を大切にして、心身共健康な毎日を過ごして下さいね。

コメント
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