心の安定度を表す尺度があり、それは1-5までの数値があるようです。
1は精神が安定した状態で「気持ちが穏やかで、明るく、やさしく協調性がある」
ですが、5は「攻撃的、精神不安定、短絡的、感情的」です。
昭和30年代から40年代にかけては、このテストの日本人の平均は4・7と大変穏やか
でした。ところが、同じテストを現代の若者に行うと、この得点は何と2・7と大変
下がっていたそうです。この得点はいつもキレかかっている状態なのだとか。
その原因はと調べたら、肉類を多く食べているために、多分無機質(ミネラル)不足で
あると考えられたとか。それは若者の現在の食事は、今から4・50年前の食生活とは
まったく変わってしまったからです。そのため、昔と比べるとミネラルの摂取量は
何と三分に一に減ってしまったのです。
「キレる」とは、怒って興奮する状態ですが、その時にはアドレナリンというホルモンが
分泌され、内臓の血管が拡張し、血圧を上昇させて、全身をカッカとさせます。
そのため平常心がなくなり、衝動的な行動をするのだそうでうす。体の中に存在し栄養と
して欠かせないミネラルは、マグネシューム、亜鉛、よう素など16種類です。
豆類、種実類、魚介類、海藻類、野菜類、穀類などあらゆる食品に含まれていますが
肉ばかり食べていると、ミネラルが不足して、そのため情緒が不安定になり、キレやすく
なるのでしょう。
ちなみに野菜が好きな人は、大抵穏やかでやさしい人が多いそうですよ。
(多分私もナーンテ)また動物もライオンや豹など肉食動物は、瞬発力はある
けれど走行距離は短く、キリンや馬など草食動物は、瞬発力はありませんが、車で
追いかけた実験では、ライオンや豹などはすぐに走れなくなるのに対し、キリンや馬
など草食動物は何時までも走っていて、それは持久力の違いだそうです。
もしかしたら、人間にも当てはまるのではないでしょうか?
タンパク質類は、肉類、魚貝類、豆類(お豆腐、納豆、厚揚げなど)乳製品(チーズ
バター、牛乳など)卵、大まかにわけられますが、それに野菜類、果物類などいろいろな
種類をバランスよく食べると、ミネラル不足は解消され、真の健康度が保てるでしょう。
そんな意味では、ちょっと手間はかかりますが、家庭の手づくりのお食事がベスト
ではないでしょうか?私は忙しくても、食事は必ず手づくりですが、多分そのお陰で
末期高齢でも健康度が高いのだと思います。食べることは人間の第一欲求で、エネルギーの
供給だけではなく、精神的にも大きな関りもべるあるのです。
まだお若い方も、ぜひ毎日の食生活を大切にして、心身共健康な毎日を過ごして下さいね。