ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

気丈な友人が羨ましい

2023-01-28 09:06:09 | エッセー

Mさんは学会の理事仲間だが、私より年は若いが地方の大きなお宅で一人暮らしだ。

知的な人なのでいろいろと教えて頂くことが多い。全国で起きている強盗事件も

まったく恐ろしくないそうで、「もし入られても平気だし、たとえ襲われても全く

恐ろしくない」と明言したほどだ。私は人一倍淋しがりだが、まったく淋しくない

そうだが、それは一人暮らしの友人達に共通している。

「あまり寒いので外を見たら、雪が降っていました」写メール付きのラインが着た

7か月で母からひき離された私は、心理学的に言うと「見捨てられ不安」で、それが

高齢になってもまだ自分の中に現存している。そんな意味では今でもかなりエキセ

ントリックだと自覚している。寂寥感や恐怖感が全くなくなれば、私は随分強く

なれると思う。これ程アクティブで前向きの性格なのに・・・

昔座禅の仲間だった作家は、一緒に飲んでいる時がこう言ったことがあった。

「ハキハキして、一見シッカリしてそうだけど、何か頼りなげでほっとけないんだよね」

と。何かに燃えているのが好きで、また新しい指導をするつもりだが、それはもしかし

たら寂寥感の反面かも知れないと自己分析している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする