ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

寒い日は余計に淋しく感じる

2023-01-25 16:24:43 | エッセー

午前中に美容院へ行ったが寒いと言われていたので、今日は気に行って買ったが

あまり厚手のため、まだ一度も着たことがないセーターを着て、ストールを巻いて

出掛けたが、外を歩くには丁度よかった。テレビで日比谷公園の噴水が凍っていた

のを見たが、大昔一度だけ見たことがあった。

幼い頃から通い慣れた日比谷公園は、四季折々の表情があり、何度行っても

楽しかった。

 中学時代から親友だったSさんは、有楽町駅前のビルで働いていたので、私は彼女

の退社時間に合わせて日比谷で会って、食事をしたり、映画を見たりしたのは一体

何年続いたのだろう。亡くなってから早や10年以上過ぎたが、この年齢になると

亡くなる方も増えて、また生きていても私のような元気な人は滅多にいない。

 脊髄損傷のため歩けなくなった友人、私と同じ年でまったく歩けないそうな

知人の奥さんもいる。

夫も私も友人がほとんどいなくなって淋しいが、長生きしているとだんだん淋しく

なってくる。私は70歳になった時「もうそう長く生きないから」と、色々なものを

かなり処分した。それなのに・・・あれから随分過ぎたのに、まだ元気な私がいる。

私は夫がいてくれるからまだ淋しくないが、広い一軒家で一人住まいの友人達は

3人いる。長生きは決して幸せではないと思った寒い日だった。

コメント
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