今年もいよいよ最後の日。いつも夫のいない淋しさ内苛まされていたが
でも「長い介護をしていると、亡くなるとホッとする日が多い」と知って
から,私は長年幸せで恵まれた結婚生活をしていたことに気付いた。
私のネックは寂寥感と臆病さだが,少しづつ一人暮らしに慣れてきたら
いつでもどこでも時間を考えて行動していたことが、まるで嘘のように
今はホントに自由だと気付いた。
例年大晦日は忙しかったが、その準備もないので、「お正月にゆっくり
本が読みたい」と思い、経堂の三省堂へ行った。
書店はかなり混んでいて、ちょっと嬉しくなりながら、いつも自分が見る
コーナーを歩いたが、立ち読みしたりして3冊買ったが、気づいたら1時間半経っていた。三省堂書店には古本もあるが、随分前亡くなった女性作家の
本はいつ行っても一度も出合えなかった。
それにしてもお正月は、時間を気にせず本をゆっくり読めるのだと改めて
思った。梅丘から経堂までバスで往復したが、本当に空いていた。
世田谷線の踏切待ちをするとき、色々なカラーの電車が通る「一番は
ピンク、2番目は猫電車」と決めて待っていたら、ズバリだったので
子供のようだが、幸せな気分の大晦日だった。
今年もご愛読ありがとうございました。ことに毎日コメント下さる方に
感謝いたします。 例年お正月はお休みさせて頂きましたが、できるだけ
休まず書くつもりです。皆様希望に満ちた新年をお迎えくださいませ。
小池能里子
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