ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

突発性難聴炎と長年付き合って(前)

2025-01-07 17:49:23 | エッセー
 今朝テレビ朝日で「突発性難聴炎」について、専門家も加わりかなり
詳しく話していた。実は私も50歳後半頃、ある日突発性難聴炎になった。
 その頃の私は講演、執筆、ダンススタジオやヨーガ教室での指導、取材
など、信じられないほど超多忙だった。滅多に風邪を引いたことがないのに、熱がないので仕事は休まずにこなしていた。風邪薬を一月間も飲んだのは
生まれて初めてだった。なかなか治らなかったのは、きっと疲れていた
のだろう。

 ある日ダンスレッスン中音楽が変に聞こえたため、耳鼻科へ行ったら
「これは多聞突発性難聴炎なので、すぐに大学病院へ行くように」と勧め
られた。大学病院へ行くと「すぐに入院して治療をするように」と言われ
私はびっくりしたし、数日後に家族とハワイへ行く予定だった。
 それに当人はあまり感じないため、「帰国してからではダメですか?」と
聞いた。すると先生は「今すぐ入院してステロイド治療しなければなり
ません。一度家に帰り準備してからすぐに入院して下さい」と言われた。

 すぐにタクシーで往復し入院した。すると眼科の6人部屋はほとんどが
同じ耳の状態だったが、病気を持っている人がほとんどだった。
 入院に付き添ってくれた娘が買い物から帰ったら、私は酸素マスクを
して点滴を受けていたのでビックリしていた。健康診断を受けたがすべて
正常で先生も「本当に健康ですね」と驚いていた。
 ステロイド治療は副作用のためか、1週間が限度だそうで、1週間後に
退院した。しかし、左の耳はかなり聴力が落ちていた。

耳鳴りがひどかったため、西洋医学で1年治療したが、全く治らなかった。
 その為、東洋医学に切り替え、また1年程治療したが、ほとんど効き目が
なく、でも、何とか早く治したいと、次から次へとさまざまな方法を行い
保険は効かないないため、かなりの大金を投入した。
 その頃は仕事柄パーティが多く、ノイジーな場では聞き取れず、補聴器
もすぐに買ったが使いものにならなかった。
次回は自分で治した経験談です。努力はしましたが、これも私の誇りです。
コメント
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