12月20日男声練習報告
佐藤圭先生のご指導で、モツレク「No.12」の復習と「魔笛」の音取り・歌詞付けを行いました。出席者はテナー4人、ベース13人。
母音「イ」「エ」の発音が全体に平たく、潰れた発声になるので(特にテナー)、口内は常に縦に広く保つこと、ベースは下の音程を喉を詰めて発声するので、喉を開放し声は前に出すこと、のご指導がありました。
【No.12 Agnus Dei】
・P.75-2段目までは四声による和声進行になっているので、常に他のパートを聞き、和音を意識する。
・最初の9小節は神への祈り・願いを表現する。
・P.72-3-4小節以降(do na)は厳かな気持ちで。特に最初に出るパートは気をつける。
・P.73-2-3小節のベースの「シ」の音程は正確に。
・「mundi」の「n」を忘れずに発音する(場合によっては舌を上顎に付ける)。
・P.75-2段目以降は、ゆっくりになる可能性が高いので指揮を見る。
・同段2小節目以降はやすらぎ(天国の和音G♭ dur)を表現する。クレッシェンドはやすらぎ・願いの気持ちが高まる感情を表現する。
・P.76-2段目「Lux」の「L」をはっきりと。舌を上顎に付け、拍の少し前に発音する。
・以後はあまり跳ねて歌わない。8分音符の長さを充分に保って。
・P.76-3-2小節の1拍目の4分音符の長さを保つ。
・P.77-2-3小節からはフーガ、出だしははっきりと、他のパートが出たら少し抑え気味に、テンポに遅れない。
・P.78-2-1小節のベースの最初の16分音符をはっきり歌う。同小節テナー「ド♯」に注意。
・P.79-1-3小節からの1拍目の4分音符の長さを保つ。
・最後はテンポがほぼ倍になるので、指揮者を見る。怒鳴らずに「貴方は慈悲深いのだから」と願う気持ちを表現する。
【魔笛】
〈390~407小節〉
・[Triumph] [Tr]を拍の前に出し、[ph ]の[f] をしっかり発音する。拍の長さに注意!
・[du] [u]は深く発音する。
・[edles] [e:] は縦に開け、イを少し混ぜる。
・[paar] [r] は巻いて
・[besieget] [sie]は「ズィ」と濁る。 [t] を忘れずに発音する。
・[Der] 「デール」とは発音しにくいので「デア」とする。
・[Isis] [si] は「ズィ」と濁る。
・[Weihe] [W] は「ヴァ」(V)、[h]は発音しない。
・[Kommt] [mt]の最後の子音まではっきりと。
・[tretet] [r] はしっかり巻く。[re]は「イ」を少し混ぜる。
・[den] [de] は「デン」ではなくで「ディ」に近い発音で。
・「in den Tempel」をブツブツと切って歌わない
〈830~908小節〉
・[Heil] [H]をはっきりと歌う。
・[euch] [ch]の「ヒ」まで歌う。
・[Geweihten] [w] は「ヴァ」(V)、[h]は発音しない。
・[bracht] [cht]「ハt」まではっきりと発音し、言い切る。次から「Allegro」なので長くならないように。以下はテンポが速い。
・[siegte] [g]「ク」は2拍目に[te]と一緒に「クテ」と発音する。
・[Stärke] 最初の[St]は「シュ」とはっきりと、 [ä]の発音に注意。
・[Krönet][schönheit] [ö]の発音に気を付ける。
・[Lohn] [n] もしっかり発音する。」
次回12月26日は、マエストロ(佐藤宏充先生)稽古で、モツレクNo.9~12までの全体練習となりますので、復習をしっかりお願いします。
なお、練習はすでにお知らせのように、2部(A班、B班)に分かれて行います。
日程表確認し、集合時刻をお間違えなくご参加ください。