5月8日男声練習報告
「メサイア」の練習が始まりました、メサイアは人気の演目で、初回練習前からテナー11人、ベース21人の参加申込みがあり、5月8日の練習にはそれぞれ9人、19人が参加しました。
指導は藤井 冴先生。圭先生の海外留学期間中、すべての練習のご指導いただくことになります。大変ですが、よろしくお願いします。
発声の後、前回のメサイア演奏会(第23回、2016年)で歌わなかった曲から練習を始めました。配布の訳・発音表を参考に、テンポはゆっくり目でご指導いただきました。
【No.28】
・キリストが磔になり、信者でない群衆が彼(him,キリスト)をあざけ笑う場面。全曲を通して唯一、下品に、悪い人になって歌う。
・He,him,ifなどの子音をはっきりと。特にifは流れがちなので、新たに始まる感じで特にはっきりと。
・ベースは主旋律を歌うことが多いので、はっきりとやや大きめに。
・テナー、アルトにある16音符は、あざける感じで歌う。
・deliverのdeは「デ」ではなく「ディ」に近く発音する。「er」は口を開いた「ア」としないで、縦長の曖昧母音に。
・17小節からの転調に注意。ベース18小節冒頭の「シ」を高めに。
・ベース、24小節「シ」ほか、オクターブ跳躍に注意。
・Dで3パートが揃うことに注意する。
・49小節冒頭は2パート揃うので、合わせる気持ちを持って歌う。
・最後3小節はAdagioでゆっくりになるので、指揮者をよく見る。最後の「m」ははっきりと唇を離して発音する。
・練習はゆっくりしたテンポで行ったが、最終的にはAllegroでかなり速いテンポになる。テンポについて行けるように、繰り返し練習を。
【No.35】
・天使のキラキラしたイメージで歌う。
・「let」の「l」は舌を上顎に付け鋭く発音する。「e」が拍頭になるように。
・「the angels」は「ディ エインジェルズ」と発音。「the」は母音の前なので「ディ」に。
・「angels」の二重母音に注意し、次の「of」とリエゾンして歌う。
・テナー、ベース、12小節の「ド♮」の音程に注意。
・「worship」は「ウォーシップ」にならない。「wor」はあいまいな「ア」にする。
・「worship」、「wor」に音符が多く「ship」と離れて歌われることが多いので、一つの単語であることを意識し、「ship」に向かって歌うように。最後の「p」は破裂音ではっきりと。
・ベース17小節からの「ソ♯」に注意。
・ベース、31小節の「gels」の前の16音符に「エイ」を入れる。
・この曲もAllegroでかなり速いテンポになる。テンポについて行けるように、繰り返し練習を。
【No.39】
・福音が天から降りてきて、全世界に広がるイメージで。主旋律はソプラノからベースに。
・「their」は「ðέ:ə」(ゼア)と発音する。
・「sound」の二重母音に注意する。次の「is」とはリエゾンして歌う。
・「go out」もリエゾンして歌う。
・「and」はアメリカ英語の「エンd」にならずに「アンd」に近く発音する。次の「of」とはリエゾンする。
・テナー、ベースとも6小節を大事に。ベース下の「シ」を正確に下りる。
・ベース11小節「out」の「t」を3拍目8分音符に入れる。
・「words」の最後は、「t」とならずに「d」とする。伸ばした音の最後の音符には「rds」を必ず入れる。
・12小節は4パートが「ドミソ」の基本和音をつくるように注意する。
・テナー、21小節出だし、30小節「and」、31小節「un」の出だしをはっきりと。
・最後の和音は明るく長調で終わらせる。
音源です👇
https://s.mypocket.ntt.com/F3AAGP
次回の練習は、藤井先生のご指導で、5月15日(日)(企画展示室)女声の初回練習を行います。男声とまったく同じ曲の練習となりますので、予習をお願いします。
なお、ソプラノ新人の方は、休憩時間などでⅠ、Ⅱ分けをしますので、ご協力ください。
多くの方に参加いただいたメサイア、すばらしい結果となるように練習に励みましょう!