和光市民合唱団第31回定期演奏会が盛会のうちに終演しました。
当日の午前中まで特訓があるほど難しかった『ブラームスのドイツレクイエム』
毎年「挑戦曲」と言いながら、今年はレベル違いの挑戦曲になりました。
あたたかい息で歌えたか?怒りの息で歌えたか?穏やかな息で歌えたか?
各自が自分に問い、鍛える日々でした。
完成したとは言い難いかもしれませんが
終演後、プロオケ『フィルハーモニアリリカ』のコンミス清岡氏から
「弱音が美しかった」と言って頂き本当に嬉しいです。
特に終曲「今から後、主にあって死ぬ人は幸いである」の
最後は救済への祈りを捧げるように第一曲目冒頭の「悲しんでいる人たちは幸いである」
のモチーフが繰り返され清澄な木管楽器とハープの和音で
穏やかに締めくくられる静寂の世界。
お聴き頂いた皆様にも伝わっていればと思います。
大勢の皆様にご来場頂き、ご清聴下さり感謝に堪えません。
2024年4月21日