古澤先生のご指導で、1、2番、4番、7番後半を丁寧にさらっていただきました。
ヴェルディを歌うにはしっかりした声が必要で、息の方向が重要。息は吐くのではなく、
吸う方向に息の流れを感じることが大切との発声のご指導がありました。
<1番>
・出だしのRequiemは静かに、心をこめて歌う。R を巻ける人は1拍目の前から巻く。
・Sopのdona 以下は、意味を考え、祈る気持ちで歌う。
・lux の x は拍に収める(以下すべて拍の中に)。
・複々点は、装飾音符的に後ろの音符に近づけて歌う。
・78小節以降は、ソロをよく聞き邪魔をしない程度の音量で、遅れない。出だしの子音ははっきりと。
<2番>
・出だしの複々点は、装飾音符的に後ろの音符に近づけて歌う。子音のDをはっきりと。
・Sop2の音程は正確に。力んで喉を詰めて歌わない。お腹を意識して。
・21小節以下のBassはっきりと。
・75小節以下は、「なんと恐ろしい」という表情を出す。リズムは正確に。
<4番>
・テンポに乗り遅れないように、出だしははっきりと。他のパートが始まったら音量を落とし気味に。
・強弱をハッキリつける。特にBenedictusが始まったら、基本レガートでPに。ただし、57小節のBassからはffで。
・79小節からは天使の歌声。互いに聞き合い、和音を大切に。
<7番>(145頁以下)
・最初のLをはっきりと。舌を上あご前につけてLを発音する。
・2段目のSopの出だしは、準備を十分にして体を使って出す。いきなり出すと喉が詰まる。
・312小節以下はPで。冒頭と音程のパターンが違うので注意。
・366小節以下はPPPPから大きなクレッシェンドを。子音をはっきりと。
・381小節はやや遅くなるので指揮を見る。
次回12月18日(日)1時半からサンアゼリア企画展示室での練習は、
マエストロ・久保田先生の年内最後の練習です。全体を通していただきますので、予習をお願いします。