幼虫はカシワ、ミズナラ、コナラを食すという。
オストモエの春型だろうか。
ハグルマトモエに似るが巴型紋が小さい。春型は雌雄とも赤茶色で前翅の巴型紋は不明瞭。
幼虫の食樹は、ネムノキ、アカシアなど。
等とある。
今年もケヤキの葉に無数の虫こぶ(ケヤキハフクロフシ)が出来ている。
爪で割ってみると、たくさんのケヤキヒトスジワタムシと、その幹母(黄色い無翅のメス)が出てきた。
有翅型のケヤキヒトスジワタムシを記録したのは初めてのことだった。
この後、虫こぶから生まれたケヤキヒトスジワタムシの第二世代は夏の間、タケ、ササ類の根に移動・繁殖し、
秋にケヤキに戻り樹皮の間などで親虫体内の卵態で越冬する。
という。
ところが世の中はそんなに甘くない。
この虫こぶ(ケヤキハフクロフシ)を乗っ盗るヤドリノミゾウムシがいるという。
このヤドリが乗っ取るという意味なのだ。
2017年12月16日に撮った、ヤドリノミゾウムシ。
初夏、ケヤキの葉にこぶ状の虫えいができるが、これはケヤキヒトスジワタムシ (アブラムシの仲間) が作ったもので、
ヤドリノミゾウムシはこの中に産卵するというのである。
その幼虫は虫えいの内壁を食べ、アブラムシは死んでしまうようだ。つまり虫えいを乗っ取りその中でぬくぬくと育つ寄生者である。
なるほどヤドリノミゾウムシだ。
虫えいの中は安全で餌もある。自分で作れなければ、人の虫えいを奪うというわけか?
他にも、虫えいに寄生するゾウムシがいるという。
早くも、キアシドクガの産卵シーンが見られた。
悪いけど、母蛾に産卵中なのにどいてもらって撮った。
矢印の先がその卵。
穴がボツポツ空いているのは、昨年の卵の殻で、幼虫が出た穴である。
未だ数は少ないが、これからは普通に見られる筈。
越冬態は卵。ゼフィルスの中では最も早く羽化し、5月ごろから出現する。
葉上で静止している姿がよく観察され、翅を完全に閉じる場合と半開きにする場合がある。
等とある。
2019年05月30日に撮った、ウラゴマダラシジミ。
今季初めてのウラナミアカシジミ。
幼虫の食樹は、クヌギ、コナラ、アベマキなど。成虫も、食樹のまわりをあまり離れない。
等とある。